2016年12月2日金曜日

10/30 うそでしょ!のお申込数。「はじめての鉱石探し」無事終了。

10/30、12名のご参加者(うち6名が小1〜6)と野外塾スタッフ2名、ボランティアサポーター様1名の合計15名で無事終了しました。

はじめての企画なので、かなり慎重に活動当日に備えました。
天気が悪い日が続いたため、最終下見をして足場が相当に悪くなることをお申込者全員にお伝えして、ご了解を頂けた方々のみのご参加となりましたが、一時は12名のキャンセル待ちをいただいた活動でした。
こんな活動ってあんまりないです。

当日は寒い曇天となりました。
前日もお天気がぱっとしなかったので、お知らせしたようにアプローチの足場も悪いままでしょう。
鉱物を探し出すためにはふるいかけで水に浸かることが必要なので、主催した私たちでさえ少し気になっていましたが、集合したご参加者のみなさんの熱気でそんな気持ちも吹き飛びました。
やる気満々なんです。
活動地では川の流れに足を入れたり、終始手先をぬらしたりしましたが、意外にも水温はそれほど冷たくなく、なによりも、ここでもみなさんの「見つけるぞ」という熱気がすごくて、小1さんたちでさえ、もう黙々と作業しているんです。

昼食はお湯を沸かせる道具をもっていくことを周知していたのでカップ麺の方が多かったのですが、「そろそろお湯を沸かしますよぉ〜」と叫んでも、聴いちゃいない。
みなさん作業に没頭していて、すごい気迫でした。

食後も、みなさんすぐに作業に戻って、ふるいかけの連続。すごかったですよ。
午前中の成果が芳しくなかったご家族も、ボランティアさんのおかげで、すっごくきれいな結晶を次々と発見して喜んでいらっしゃいました。

自然のなかでなにか採る活動は、常識と節制が問われます。
採り過ぎちゃダメだし、なるべく現地の地形を変えないようなローインパクトを心がけなくてはならない。
この日のご参加者のみなさんは、そんな当たり前のことをわざわざいわなくても、きちんと心得ていらっしゃって気持ちいい方ばかりでした。

キラリと光る結晶は、いまご参加者の机の上にあったり、学校でお友達に見せたりしているそうです。

みなさんが楽しんでくださったので、少し気温が高くなる春にまた計画してみたいですし、新たなバリエーションを加えてみたいものです。

ご参加者の皆様、サポートしてくださったS様(匿名ご希望)、ほんとうにありがとうございました。

作業中、こんなものもゲットできました(笑)

10/29、11/3 ちょっと背伸びの岩遊び。「日和田山ハイク」無事終了。

10/29(土)は…
ご参加者8名様(うち年長さん〜小3が4名)、地球野外塾スタッフ2名とボランティアサポーター様1名のあわせて11名
11/3(木祝)は…
ご参加者10名様(うち小1〜小3が5名)、地球野外塾スタッフ2名のあわせて12名
で、両日ともに好天の下、奥武蔵・日和田山の男坂での活動を無事終了しました。

日和田山の男坂は、子どもたちの「登りたいキモチ」をやさしく叶えてくれて、失敗体験と成功体験をともに積み増すことができるちょうどよい岩がポコポコっとあります。
ふつうなら、ここは一般道でさらっと歩けるのですが、このポコポコな岩たちに注目すると、少し難度が上がってヤル気アップできる絶好のコースに仕立てられます。

がんばる年長さん。
小さな子から親御さんまでロープをつければ、ちょっと高くて遠慮したくなるような場所でも果敢にチャレンジすることができます。

ロープがあればもちろんのこと、そんなに高くないなら万一落ちたときに支えてあげられるサポートをしてあげれば、ためらわずにカラダを動かす勇気が出ます。

これらがきっと新鮮な感覚なんでしょう。
私たちは「岩登り」ではなく、「岩遊び」だと思っています。
将来は岩登りにつながる「かもしれない」本能を満たしてあげることをいちばん重視しています。
嬉々として何度も何度も登りたがる子どもたちを見ていると、ふだんは抑止されている「余計なこと」(こちらのブログもぜひご覧下さい)をできる喜びがジンジンと伝わってくるようです。

10/29には、私たちと関係ないご家族の男子(小3くらい?)が、私たちの5mくらい上から子どもの頭くらいの大きさの石をわざと落としてきてヒヤリとしました。
もちろん、その子の親御さんが激怒していましたが、なぜか懲りていない感じでした。
そもそも悪気もないし、ことの重大さもわかっていないんです。

「余計なこと」を抑止される日々のなか、いきなり自然の中に飛び出すと悪気がなくても自らの行為の重大性がわからないまま、一気にガス抜きをしたくなるのが子ども。
なぜなら、ガス抜きにもってこいの木の枝、石、虫、そのほかがキラ星のようにその辺にあるんですから。

石を故意に投げた子の日常生活は知るべくもありませんが、野外塾の活動に参加してくださる子どもでも、はじめての参加ではこちらが驚くようなガス抜きをしたがる傾向にあります。

自然の中で遊ぶチャンスが余りない子どもが自然の中で遊ぶ時は、しっかり目を届かせて間違いが起こらないように、そして昂揚した気持ちをコントロールしながらも決してへし折ってしまうことがないようにサポートしてあげたいものですね。

子どもたちの悪意がない間違いを、彼らにとって失敗体験とさせられるのか、または「なんだかわからずに怒られたこと」に過ぎずに、また同じ間違いを繰り返す怖れを潜在させてしまうのか、は私たちオトナの責任です。

ご参加いただいた皆様、サポートしてくださった山友の坂井さん、本当にありがとうございました。

【お知らせ】
12/10(土)も同活動があります。→ 詳細はこちら
天気がよければ南側斜面でポカポカ暖かい日だまりです。
12/2現在、お申込を承れますので、ぜひごいっしょくださいね!

10/22-23 遥かな尾瀬を実感。「晩秋の尾瀬ハイク」無事終了。

10/22(土)-23(日)、7名のご参加者(うち小2男子君が3名)と地球野外塾スタッフ2名、ボランティアサポーター様1名あわせて10名で晩秋の尾瀬を歩き、まずまずの天気で無事終了しました。
私たちが辿った両日のコースは以下の通りです。

晴天に恵まれた初日、バスを下車した大清水から三平峠を経由して尾瀬沼へ降りました。

その後、沼の南岸を北西へ歩き、尾瀬らしい木道を辿って十字路へ。
尾瀬の木道は本当によく整備されていますね。
以前はボロくて神経を使うところもありましたが、この日の木道はハイウェイみたいでした。
十字路ではこの日がシーズン最後の営業となる第二長蔵小屋に泊まりました。

深い靄で明けた翌日は、十字路から山の鼻に向けて尾瀬ヶ原を南西へと横断しました。

次第に天気がよくなるなか、初日に足を痛めた(靴内ねんざ)お子さんの痛みが強くなり出し、彼と親御さんはスタッフ1名の随伴で山の鼻から鳩待峠へエスケープしました。


そのほかのメンバーは、山の鼻から高度をあげるとともに雨雲に捕まえられ、小雨が風で吹きつける中を至仏山登頂、鳩待峠へと歩いてバスと共同運行する大型タクシーに乗車して下山しました。



尾瀬を訪ねる活動ははじめてでしたが、尾瀬の冬支度は予想以上に早く、本来は10月最終週に本活動を実施する予定でしたが、それだと交通が著しく不便になることが判明して実施を1週早めました。
当初の予定で募集開始をお待ちいただいていた方々にはお詫び申し上げます。
東京から尾瀬へは直線ではさほど遠くないのですが、歌詞にあるように改めて「遥かな尾瀬」だと実感しました。

交通が不便なぶん、ひとが少ないこの時期の尾瀬は格別の風情があります。
条件がよければ、テント山行だとさらに尾瀬の空気感を肌で感じやすいでしょう。
尾瀬周辺には会津駒ヶ岳や帝釈山など、みなさんをお連れしたいすばらしい山々がいくつもあります。
宿泊、交通ともに課題はありますが、またこの山域をご案内したいものです。

ご参加者の皆様、当日サポートしてくださった見神理事、そして古い山友の坂井さん、ほんとうにありがとうございました。

10/15 余計なことして子は育つ。「三浦半島・海岸線歩き」無事終了。

長いタイトルで失礼しました。
10/15、16名様(うち9名が年中さん〜小4)のご参加者と2名の地球野外塾スタッフ、1名のボランティアサポーター様あわせて19名で無事終了しました。

活動地は、三浦半島の最南端の海岸線。
侵蝕されて、以前は整備されていた遊歩道がほぼ跡形もなくなっているので、人が来ない静かな場所です。
だから、生き物が豊富にいるし、海がきれいだし、孤立したようなドキドキ感があってステキです。
ほどよく壊れているので、子どもたちはさまざまな「余計なこと」をできます。
それも自発的に。
日常生活で、こういう「放置された」場所がなくなってしまったんですね。

子どもたちはなぜ私たちオトナ(あるいは親御さん)から見て「余計なこと」をするのでしょうか。
まず、私たちオトナが子どもたちのさまざまなことをつい「余計なこと」と仕分けしてしまうのが、子どもたちが「余計なこと」をする最大原因かもしれません。
つまり、ほんとうは「余計なこと」ではない可能性が高いと私は思うのです。

では、どんな合目的性があるのでしょう。
私は、子どもたちの「余計なこと」は「生き残る」ための実習だと考えています。
バランスを取ったり、高いところによじ登ったり、泳いだり……
すべて、いざというときに逃げ延びたり、獲物を捕ったりするときには欠かせない動きです。
また、オトナがもつすべてのモノに興味を示して、べちゃべちゃ舐めたり(笑)、こねくり回したり、使ってみようとしたりするのも、そのモノを理解して使いこなす大前提になります。
自分で使いこなせるモノがあればあるほど、生き残るには有利です。

同時に、子どもたちは失敗しておく必要があります。
「イタい目を見る」と、どんな動きがどんなつらさにつながるのか、が自分で体得できます。
死んだり、大ケガする前に「余計なこと」をたくさんして、失敗もたくさんすることが、結局は「生き残る」ことにつながっていきます。


大人にとっていま子どもがそれをやると「意味がない」「汚れたり、時間が遅れたり、ロクなことにならない」「あぶない」(よく考えれば悪くても擦り傷、打撲程度でも)ことは「余計なこと」として制止しがちですが、子どもたちにとっては「機会がやってきた」ときにやっておかないと、今やろうとしている「余計なこと」は次にいつできるかわからない緊急な課題なのかもしれません。

どうしたらいいのでしょう?
ひとつの解決策は「ガス抜き」ではないでしょうか。

子どもたちが「余計なこと」をむやみにしたがるのは、いつそれが実施できるかわからない緊急性を帯びているので、「今度○○でさせてあげる」という代替案が子どもを安心させてあげられるかもしれません。
また、「余計なこと」は「生き残る」ための生物的な本能なので、どこかで必ずさせてあげる必要があると考えます。

不確定要素がたくさんありながら、親御さんあるいは第三者が下見をして、おおよそのリスクについて予想できる場所。
それは親御さんと子どもたち双方にとってニーズを満たせる場所になるでしょう。

この日、子どもたちはたくさんの「余計なこと」をしてくれて、私を大いに安心させてくれました。
そして、子どもたちどうしの友情や、親御さんとお子さんの絆も活動中の随所で垣間みられて幸せな日でした。

ご参加いただいた皆様、そしてサポートしてくださった菅澤さん、本当にありがとうございました。

10/8〜10「秋の式根島キャンプ」無事終了。

遅ればせながら秋以降の活動のようすを連続して報告します。

10/8(土)から10(月・祝)まで、9名のご参加者(うち小1から小6まで5名)と、野外塾スタッフ3名(うち高校生のボランティアスタッフ1名)あわせて12名で伊豆七島の式根島でキャンプを実施し、無事終了しました。

前日夜でもなおキャンプ期間中の天気予報は、基本的に雨。
しかし、さまざまな情報を見ているとそれほど悪くないと判断し、活動実施を決定。
こうしたきわどい実施の場合、野外塾ではお申込頂いたみなさんに「ノンペナルティキャンセルができる」ことをお伝えします。
つまり、野外塾は活動を実施するけれど、キャンセルしたい人はキャンセル料なしでキャンセルいただける、というご案内です。
1組2名様がご辞退されたほかは「雨も経験のうち」と勇んでキャンプに臨まれました。
【10/8】
連休中の熾烈なキャンプ場での陣取りに勝ち抜くため先行して入島した私。
無事テントを張り終えて高速船から日を浴びながら降りてくるみんなを迎えたときにはホッとしました。
傘をささずにキャンプ場へ案内できたのは、さんざん天気を調べた甲斐があるというもの。
10月だというのに、子どもたちはこの好天で泳ぐ気満々で頼もしい。
このキャンプは事前に式根島のパンフレットをごらん頂き、参加者のみなさんが行きたいところを決められるしくみ。
この日は全員一致で、あまり知られていない小さな海岸に行くことに。
小1の子たちは生き物探し、小4の子はシュノーケリング、小6の子たちは飛び込みと、コンパクトながらメリハリがあるこの地形を活かしてそれぞれの遊びに熱中していました。
たっぷり遊んでキャンプ場に戻り、夕食を作ったあとは、歩いて5分のところにある露天風呂へ。
式根島にはいくつものワイルドな天然温泉があります。
キャンプ場からは思い立ったらすぐに入浴できる距離に温泉(24時間開放でしかも無料!)があるので、涼しくなるこの時期はありがたーい。
終日、島ならではの遊びを楽しんだあとに月光を浴びて入浴すれば、お天気の神様に自然に手を合わせたくなります。

【10/9】
朝、すばらしい日の出を見て「今日もいける!」と思ったら、そうは問屋が卸さずに午前中いっぱい、しっかりと雨に降られました。
お隣の新島の港でちょうど島の食べ物の試食会があるというので、雨宿りを兼ねて新島へ。
行きはフェリーでのんびりと、式根島への帰りは新島村が運行する連絡船「にしき」でピューンと。
この「にしき」の飛ばし方がすごいんです。やや時化ていたからまるでジェットコースターのよう。
後方甲板でこの揺れを楽しんでいた子たちは振り落とされそうになってヒヤヒヤしました。

12時少し前に式根島に戻るとよいタイミングで雨がやみ、島西部の展望台と地鉈(じなた)温泉を目指して歩きました。
雨上がりの森は生気にあふれています。次第に鳥たちが啼きはじめて、天候の回復を感じられました。

私たちが重視している式根島の特長は、全島を歩いて回れる大きさで、メリハリある地形がギュッと詰まっていることです。
式根島で一番高い地点はわずか標高109mなのに、そこに至る道はまるで森林限界を越えた南アルプスのよう。しかも人間の手の入れ方が絶妙で、危なっかしくもなく、かといって観光地らしくもない。こんないいところが東京都にあるというのは驚異的なことです。

地鉈温泉は、その名の通り、大地に大鉈でざっくりと切れ込みを入れたような急傾斜地を降りた海の際に湧いています。
源泉が80℃なので、満潮時に海水と混じり合ってやっと入浴できます。これもフシギな自然の巡り合わせです。
湯冷めしにくく、その効能を頼って訪ねた方が昔から多いようで、岩肌にそうした方々の感謝の気持ちが彫りつけられていたりします。

地鉈温泉から食材を買い出ししてキャンプ場に戻るととっぷりと日が暮れていました。
夕食は回鍋肉(ホイコーロー)とみそ汁とご飯。
「野外塾のご飯はカレーとバーベキューじゃないのがいい!」という子どもがいて、私自身はカレーもバーベキューも大好きだけれど、子どもたちにとってはキャンプ食の定番でうんざり気味なのかもね。
コメント通り、短時間で完食してくれました。
もちろんこのあともまた近所の温泉に行きました。

【10/10】

朝、島内放送で「今日は限定出航です」と。
つまり、場合によっては出航できない、またはいったん出航しても戻る怖れがあるということ。
曇天ながら風もそんなにないから、海上はそんなに悪いのかと大いに心配しました。
それでも参加者には最後の島時間を楽しんでもらいたいので、温泉組と海遊び組に別れて行動しました。

びっくりしたのは小6チームが銛(もり)を自作して魚を捕ったことです。
じつは先の2日間、幾度か島の店頭で銛を買っていいかと聴かれたけれど、ゴムを引っ張って発射する扱いが危険なので「だめ」と伝えました。
そうしたら、海岸に落ちていた銛の先を、落ちていた竹の先にくくりつけて自作して魚を捕ったのです。
これには怒るどころか感嘆しました。小6はさすがにやります。
船も無事に出て(本当にほっとしました)、無事故で竹芝桟橋に着きました。

ご参加いただいたみなさま、親切にしてくださった島のみなさま、そしてサポートしてくれた野外塾育ちの金子源君、本当にありがとうございました。
すばらしい式根島、まだ行っていないけれど目を付けている「秘境」もあるようなので(そこも足場が悪そうです)、またみなさんとごいっしょしましょう!