2016年8月16日火曜日

活動報告:8/11夜〜14「はじめての北アルプステント縦走」無事終了。

8/11(祝)山の日の夜発/14日(日)帰着、2家族4名・男ばっかりのご参加者(うち小5年生2名)とスタッフ2名で、北アルプスの燕岳から常念岳をテント泊で縦走する活動を実施、好天に恵まれて無事終了しました。

野外塾としてもはじめてのテント泊縦走となる山行でしたが、天候に恵まれたうえ、過去の野外塾の山歩きを幾度も経験している2家族であったことと、子どもたちも含めて全員が応分の共同装備を分けて背負い、6人が共通の目標をもったパーティー(チーム)となったことが今回の充実した山行につながりました。

新宿発の夜行バスで発ち、翌12日朝、南安タクシーが運行する中房温泉行きのバスに乗って入山。
ここで、まさかのハプニング。
ひとりのお父さんの靴が両足ともに加水分解。
動揺を隠しながら、常備している複数種のテープ類を総動員して固定。「だいじょうぶ、だいじょうぶ。」と(自分を)励ましながら6時過ぎに出発。
毎日、これを繰り返して、なんとか3日の全行程を完歩していただきました。

それにしても、すごい人で、燕山荘併設のテント場に11時に着いたにもかかわらず、間一髪でテントが張れたくらい。
テント設営後、明るい燕岳へお散歩に行き、ゆったりと午後を過ごしました。

翌13日は楽しい稜線歩き。大天井岳を越えて常念小屋を目指します。
つねに右手に槍穂高連峰を眺めて、雄大な景色に包まれた一日を過ごしました。
午後になるとガスが出てきて、常念小屋に着いた頃は霧雨が少し降りましたが回復。

最終日14日は星降る未明3:30に出発して常念岳山頂を目指しました。
ひとりの子どもが高山病の症状が出たので、スタッフとお父さんに付き添ってもらってテントへと下りました。

ひと家族は私と夜明け前の常念岳山頂に到着。
この日の一番乗りでした。

荘厳な夜明けならではの景色の変化を見ながらテントに戻り、テントを撤収した後は慎重に一ノ沢を下って11時過ぎに無事、登山口に到着。
楽しい数日が終わりました。

それにしても、狭くてなにかと制約があるテント生活にも子どもたちは順応していて感心しました。
お父さんたちも、子どもたちを見守りながらも自分たちも精一杯のパフォーマンスを出すことにがんばっていました。
本当にお疲れさまでした。

この活動は、古い山友の木内君がいてこそ、できました。
ご参加者のみなさんと、木内君にこころから感謝申し上げます。
これからもみなさんのこころに一生残るような山行を計画し、ご提案してまいります。

活動報告:7〜8月「はじめてのシャワークライミング」無事終了。

7/27(水)、8/7(日)、9(火)の3実施日に、合わせて31名のご参加者(うちお子さん15名)と各日スタッフ2名+7/27にボランティアサポーターさん2名で、奥多摩にある苔が美しく小滝が連続する沢を歩く活動を実施、無事終了しました。
7/27は自閉症のお子さんがいるご家族の貸切活動でしたが、公募活動とまったく同じコースを楽しまれました。

この活動は、小滝が連続する沢を、積極的に流芯を辿りながら登るのを楽しんでいただけるのが特徴です。
小さな滝ですが落ち口が悪く、登りはじめの滝壺も子どもにとっては意外に深いので、ちょっと工夫と判断を要して、おもしろい。

すべての滝には迂回路がありますが、迂回路を行く方があぶないところもあります。
流芯のなかに意外な活路があったりするのは沢歩きでは覚えておくべきヒントのひとつですが、ざぶざぶと水が流れているところに、足や手のよい置き場があるとはにわかには信じられない。
沢歩きをはじめたばかりの人たちが、そんな先入観を取り払うのに適した沢ではないでしょうか。

7/27はあいにくの曇天でしたが、おそろしく水に強い子どもたちがいてこちらがびっくりしました。
日常でたくさん遊んでいて、基礎代謝がいいんでしょうね。
かんかん照りの日でも寒がって水に入るのを厭う子どもがときどきいますが、思わずそうした子どもたちと比していかにも逞しく思えました。

8/7、9の両日は好天に恵まれました。
ざんざと流れる水に、はじめのうちはおじけづいているように見える子もいましたが、だんだん慣れてきて流芯を辿るようになるのをみると、頼もしく思えます。
いつの日か、こうした子どもたちが大きくなったあかつきには、いっしょに黒部のやさしい沢のなかでたき火を焚きながら一夜を語り過ごしたいものです。

すばやい準備や着替えなどの基礎的な動きに加え、それぞれのチャレンジがきびきびしていて、力量が揃ったご参加者のみなさんに恵まれた、楽しい3日間でした。

ご参加者のみなさん、サポートいただいた野外塾育ちの金子君と菅沢さん、古い山友の木内君、ほんとうにありがとうございました。

活動報告:7/18「知られざる海岸線歩き・難コース版」無事終了。

前月(7月)に実施した活動のご報告その3です。
7/18(祝)海の日、9名のご参加者(うちお子さん5名)とスタッフ2名で、三浦半島南端の海岸線を歩く活動を実施、好天に恵まれて無事終了しました。

この活動は、私たちが実施しているいくつかのコースのうち難度がいちばん高いコース。
かつては海岸線伝いの遊歩道だったのだろうけれど、風化が激しくて放置されているところを、慎重に進みます。
ポイントは、積極的に水のなかに足場を求めることです。
足場が悪いところを高巻こうとすると、万一のときに落下する恐れがある。
しかし、水際に活路を求めることができれば、落下リスクを避けて悪場をクリアできます。
そのため、あらかじめ潮汐表を調べて、活動時間が干潮と合う日だけを選んでいます。
それでも、何カ所かはどうしても高巻くところもあります。
ダイナミックな景観と、冒険的要素がこのコースの醍醐味です。

また、このコースは緊張を強いられる岩場のあとに、ひと息つける美しいビーチが繰り返し現れます。
ビーチでリラックスして次の岩場に向かうというのが、メリハリとなっています。

この日はまだ梅雨が明けていなかったものの日光が照りつけたので、子どもも大人もいっしょになってきれいな海に浸かっていたのが印象的でした。

この活動は、もし子どもたちがライフジャケットを着けていなかったとしたら、とてもコワくて実施できません。
ライフジャケットは、命を守ってくれるうえ、ライフジャケットがあるからこそできる遊びを実現させてくれます。
ぜひ、ライフジャケットを着けて、もっと安全に楽しく水と親しんでくださいね。

ご参加いただいたみなさま、ほんとうにありがとうございました。

活動報告:7/16〜17「伊豆大島・三原山ハイク」無事終了。

前月(7月)に実施した活動のご報告その2です。
7/16(土)夜発17(日)戻りで14名のご参加者(うちお子さん8名)とスタッフ2名で、伊豆大島の三原山登頂を目指すハイクを実施、無事終了しました。

この活動は、日本有数の活火山のひとつである三原山登山をとおして、御嶽山の悲劇を教訓に、活火山を登山するときの注意点を体感するのを目的としました。
3M社の使い捨て型防塵マスクを参加者全員に差し上げるほか、ヘルメットと防塵ゴーグルをできればもってきてほしいとお願いしたところ、子どもたち全員がヘルメットを持ってきてくれて感心しました。

16日の深夜に竹芝桟橋を出た客船は、早朝に伊豆大島・岡田港に到着。
朝焼けのなかバスは大島温泉ホテル側の登山口に向かい、気持ちいいスタートを切れたものの、わずかな間にガスがたちこめて、三原山の剣が峰では視界が悪いどころか風も強く、火口内壁は見えずじまいでした。

頂上から下山して、椿公園へ下るテキサスコースに入るとふたたび青空が見えてきて、「もう少し早く晴れてほしかったなあ」とちょっと残念な気持ち。
火口内壁、見せて差し上げたかったんです。
でも日本とは思えない荒涼とした景色を楽しんでいただけたようで、ほっとしました。

元町で温泉に浸かるとさっぱーり。
16時過ぎ、八丈島航路で航行している新造船・橘丸に乗船して竹芝へと向かいました。

だれもが噴火するとは思っていなかった御嶽山の例のように、噴火がとつぜん起こって、大被害をもたらしたことが歴史上幾度もあります。
私も、あの悲劇までは霧島だろうが那須だろうが、登山するときに万一の噴火に備えることなんてまったく気にしませんでした。
でも私たちは、身近な例から少しでも学び、備えていくべきですね。

参加者のみなさま、ほんとうにありがとうございました。

活動報告:「採れたて夏野菜でアウトドアクッキング」無事終了。

前月(7月)に実施した活動のご報告その1です。
7/10(日)、10名のご参加者(うちお子さん6名)とスタッフ2名+ボランティアサポーターさん1名で、収穫した野菜をその場で調理する活動を実施、梅雨とは思えない好天に恵まれて無事終了しました。
東京都の生活協同組合のひとつである生活クラブ東京様との共催活動でした。

生活クラブ東京が運営する、あきる野市の「協同村」は、親切でアットホームな応対をしてくださるスタッフさんのおかげで、いつでも安心して活動を実施できます。

野菜収穫はうっかりすると「採り過ぎて」しまうきらいがあるのですが、とってもじょうずに収穫の喜びと食べられる量の両立を導いてくださいました。
日常で農業に縁遠い私たちが収穫だけを楽しむというのは確かに「いいところ取り」なのですが、収穫体験を経て食べ物に興味をもつという気持ちの流れを作り出せるからこそ、収穫をじょうずに導いてくださる力量は貴重です。

採った野菜はサラダ、炭火焼、燻製にしたほか、カレーの材料としてすぐに使いました。
しかし、炭火焼と燻製のおいしさを十分楽しんでいただけたとは思えず、次回への大きな反省となりました。

子どもたちは、といえば、料理の合間にそばを流れる秋川での水遊びに夢中。
協同村はライフジャケットを常設しているので、安心して遊びを見守れます。
こうなることは想定内だったので、河原で調理できるように準備してあげればよかったな、と振り返りました。

わずかな手順の差と判断が成功や失敗を分つのが野外の掟。
この日の反省を活かして、つぎはもっとおいしく、楽しく、導線がよい調理を目指します。
ご参加いただいたみなさま、生活クラブ東京のみなさま、ボランティアサポーターさん、ほんとうにありがとうございました。