ブヨに注意!


多摩川環境調査隊では、ほどんどの参加者がブヨの咬傷でかゆみや腫れに悩まされました。

ブヨの幼虫はなんと!きれいな水に棲む環境指標生物なんです。
多摩川上流で、ステルス爆撃機のようにやってくるヤツらに攻撃されるということは、皮肉なことにそこがきれいな水であるという証拠。
私の経験では北海道で登山したとき、執拗な攻撃に遭いました。

さて、ブヨに咬まれるとどうなるか。今回の症状は次のようなものでした。
・咬まれたところを中心に赤く腫れて、周辺がもりあがるようにパンパンに腫れる。
・腫れたところがズキンズキンと脈動にあわせて傷む。
・咬まれたところが水ぶくれになる。
・咬まれたところが猛烈にかゆくなる。
などです。

常備しているポイズンリムーバで咬まれたところを処理した参加者もいましたが、ズキズキと痛みを訴えた参加者はすぐに病院で診ていただきました。
アナフィラキシーショック(急性アレルギー反応)があったら危険なためです。

ブヨの攻撃予防には、ハッカ水がよいといわれます。
薬局で売っているようです!
今回、ブヨ対策をしていなかったので、次回、夏の川辺のキャンプにはぜひ持参します。

咬まれたあとの処置は、病院に行った子どもは副腎皮質ホルモン入りの塗薬を塗布されました。
私たちはオキシフルで消毒して防水絆創膏を貼ることを中心にしていましたが、かき傷がひどい子にはクロマイを塗りました。

子どもたちは、こうした強い毒性がある生物にふだんは接していないので、免疫がないことも症状がひどくなる原因でしょう。
まったくブヨには困りますが、少しずつでもこうした体験を重ねることで、少しずつ打たれ強くなってくれることでしょう。

Sting "Fields Of Gold"