2010年5月27日木曜日

庭掃除をしながら思ったこと

写真もない、つぶやきのような書留めです。

今朝、事務所に出る前に30分間、大急ぎで庭の雑草を刈りました。
寒い間はメダイヨンのような雑草がわずかな日射を待ちながら耐え忍んでいましたが、あたたかくなったらわが世の春とばかりに瞬く間に雑草無政府状態となったためです。

猫の額のようなちいさな庭ですが、このあたりの木々に折り合いをつけるように伸びた(たぶん)グミの木には鳥が楽しそうに遊びに来るし、猫は快適な便所として用便していったり、まるでノンベエ横丁のように通り抜けていくという感じで、なにかと出入りの多い小空間です。
土がよいので、靴の裏が泥だらけになるいっぽう、昔懐かしい土の香りがするのが好きなところです。

草を刈りだすと、隠れファンも多い(ホントか?)コウガイビルが見つかったり、ナメクジがいたり、ダンゴムシがコロコロしていたりするのを見つけました。
草を刈ることで、こうした取るに足らない生き物たちは、いきなり生死の際に立たされるのでしょう。
なんでもないことと思えばなんでもないこと。
でも、生きていくのはなかなかたいへんなことだと思うようになったいまは、なんでもないことと捨て置くこともまた自分の気持ちを偽るようで、玄関周りのコンクリートに転がり出た一匹のダンゴムシをつまんで泥のうえに戻し、せめてもの罪滅ぼしとしました。

2010年5月26日水曜日

「奥多摩・カナディアンカヌーと河原で焚き火ご飯」募集開始

最少参加人数に満たず中止しました。

詳細を記したパンフレットをご覧いただけます → こちら(PDF・320KB)昨年6/7のようす。この場所でカヌーを漕ぎます(予定)。

うっとうしい梅雨の合間は、じつは一年のうちでもっとも緑がきれいなとき!
カナディアンカヌーを漕ぎながら新緑の多摩川を満喫してください。
お昼は河原で焚き火を起こし、地元の食材でつくる具だくさんの温かい手打そばをどうぞ。
燻製にもチャレンジしていただけます♪
Canadian canoe MEETS a kayak! すてきな光景だと思いませんか?

'10 6月19日(土) 雨天中止
 (2005年から昨年まで一度も降雨がない日。今年も晴れてね、オネガイ!)
集 合:氷川キャンプ場 10:00(14:00解散予定)
      JR青梅線 奥多摩駅から徒歩5分 
内 容:
午前中は静水(せいすい=流れがない静かな水面)でカナディアンカヌーとカヌー(流れが速いなど条件が悪い場合はカナディアンカヌーだけになる可能性があります)の両方の漕艇を体験します。
お昼は多摩川の河原で焚き火を起こして、奥多摩地産の食材で作る具だくさんのおそばをごいっしょに作りましょう。
燻製づくりでは身近な食材をいろいろ用意します。
どんな素材が燻製にするとおいしいか、試してみてね♪


対 象:小学校3年生程度(身長130cm)以上のどなたでも参加できます。
     親子ごいっしょでも、おとなの方おひとりでも。
活動地:氷川キャンプ場付近の多摩川上流エリア
参加費:6000円/人
定 員:10人(最少催行人員8人)、締切:6/17(木)
活動の目的
 ・カヌーを使って川にもっともっと親しもう!
 ・多摩川上流の豊かな自然を再発見しよう。
 ・梅雨を厭わず、この季節ならではの自然に親しもう。

持ち物:漕艇に適した靴と服装、帽子、タオル、着替え、
     
レジャーシートなど(お申込者宛に詳細を別途ご案内します)。
沈(ちん/転覆すること)する可能性がとても少ない活動ですが万一に備えて着替えなどお持ち物はしっかりご用意ください。また自然条件や天候によって活動の趣旨を損なわない変更があり得ますことを予めご了承ください。

共 催:NPO地球野外塾/NPO奥多摩カヌーセンター
NPO地球野外塾とNPO奥多摩カヌーセンター(OCC)が互いの特長を活かして協働実施します。

お申し込み・お問い合わせは以下へどうぞ!

電話
NPO地球野外塾03-3373-2066
NPO奥多摩カヌーセンター
担当:宮村 090-1847-1785

2010年5月25日火曜日

街のどまんなかで採蜜体験


採蜜っていわれてもすぐにピンときませんよね。
養蜂される方にとって、日ごろの細かい手入れのあとにハレの場となるのが採蜜(ハチミツを採取する作業)です。

このハレの場だけを、まったくの部外者かつドシロウトが首都圏で気軽に体験できるという、ありがたい体験活動にお誘いいただき、5/22(土)に行ってまいりました。

場所は新横浜駅から徒歩5分のところにあるビルの屋上。
好天に恵まれ、照り返しも強かったです。

主催するのはHama Boom Boom Project(ハマブンブンプロジェクト)。
さまざまな切り口で、横浜を振興する市民活動のひとつです。

はじめにセーフティトークで「蜂にさされることもあるかもしれませんが、万全の体制をとっていますよ」などの説明を受け、非常によくまとめられたパネルで蜂の生態や採蜜作業のポイントを教えていただきます。
そのあとは、防護服を着ていきなり核心の作業! ここまで所要10分。

巣箱から引き出された蜂がびっしり付いたパネルを間近で見ます。
あたりは、蜂の羽音でうるさいくらい。
そして、両手の人差し指でそのパネルを持たせてくれます。

次に、パネルを巣箱にトントンと軽く叩きつけることでパネルに付いている蜂たちをふるい落とし、作業しやすくなったパネルのうちでハチミツが入っているゾーンをナイフで掃除します。ハチミツが入っているゾーンは、蜂たちが作った「ふた」で覆われているためです。

掃除されて、ハチミツがあふれんがばかりに満ちているパネルを手動遠心分離機にセットして、コ~ロコロと取っ手を回すと…

まったく加熱殺菌されていない、酵素が活きたままの生ハチミツが採取できるのです。
ちなみにこの日は6枚のパネルから、16kgのハチミツが採取され、シーズン最高の取れ高だったとか。

これらのハチミツは、自由に放たれた蜂たちが集めてくるため、季節ごとに咲く花によりシロウトでもわかるほどハチミツの種類が異なるそうです。ちなみにこの日のハチミツは、たぶんユリから集められたものであろうとのこと。
すばらしく香りがよく、むせかえるようでしたよ!

余談ですが、ひとつの巣箱には一匹の女王蜂が必ずいます。ということは、女王蜂のえさになるロイヤルゼリーもあるのです!
それがこれです。

食べさせていただいたところ、ハチミツにヨーグルトを混ぜて発酵させたような香りで、口内でカーッと広がるような独特な刺激を感じました。
きっと、なにか細胞を活性化するような物質なのではないか、と思えました。

もうひとつ。
防護服の素材になっているのは、いまテントのグランドシートとして注目を浴びているデュポン社のタイベック。
耐水・通気性があり、超軽量で収納性にすぐれているこの素材はまさにこの用途にドンピシャ!
しかも、なんとこの価格は千円台なんですって。
すぐにネットでの手配を頼みましたw。


ほんとうに貴重な体験をさせていただいて、ありがとうございました!
ちなみにこの活動は、毎土曜日に行われているようです。
どういうわけか、ネット上でもあまりオープンにされていないようなのですが、その理由は、現在はこの活動については顔が見える範囲での広報に限っているとのこと。

ミツハチへの親しみをもて、また、催行されているみなさんのお人柄に触れることができる機会を作りたいものです。

John Lee Hooker "Boom Boom Boom"

2010年5月17日月曜日

東京湾の潮干狩、無事終了


昨日、好天と18名の参加者、そして4名のご協力者に恵まれて「羽田沖・漁船に乗って行く潮干狩」を無事終了しました。

潮干狩そのものは、地球野外塾がやろうと、業者がやろうと、やることに差はありません。掘って、見つけて、集めるだけ。
それなのに、私たちがこの活動を続けている動機は、距離的には身近な海でありながら心理的には遠い東京湾に親しみをもっていただきたいからです。だからこそ、ほんとうにおいしい天然貝を掘っていただきたいと願っています。
潮干狩のあと、近くの公園にシートを広げて座っていただきながら、簡略に「海と川とおいしい貝の関係」についてプチレクチャーを聴いていただき、活動の振り返りとさせていただくのもそのためです。

潮風に当たって疲れたからだでレクチャー聴くのもしんどいことだと思いますが、食い入るように聴いていただけたのは、昭和37年まで東京湾で海苔漁師として生活してきた経験に基づくレクチャーをしていただける田村保さんのお人柄によるもの。野外塾の活動では、田村さんファンがしだいに増えています。汲めど尽きぬ泉のようなお話を、いつかまとめてお聞きする機会を作りたいな。

ところで、今年で5回目にもなるというのに、泥の中に棲みながらこの季節ならではの味わい深い滋味を私たちに提供してくれる貝について、まるで泥中において美しい花を咲かせる蓮の花のようだなあ、とはじめて思えました。

その思いを触発したのは、潮干狩を終えて大師橋のもとにある桟橋へ下船したのち、干潟で遊び始めた子どもたち。桟橋のうえから見ると、泥中で輝く蓮の花のよう!
泥を気にせず遊ぶ子どもたちを見守る保護者のみなさんもにこやかで、主催者としてはなにか貴重な光景を見せていただいた心持ちになりました。


私たちの活動は、ほんとうにご参加者とご協力者に恵まれているな、と改めて感謝。

課題は尽きませんが、これからも自然の恵みを体感できて、みなさまの心豊かな生活に少しでも寄与できる活動を提案してまいります。ぜひ、よろしくお願い申し上げます。

ちなみに、今回は田村さんがアオヤギをごっそり採ってきてくれて参加者のおみやげになり、お帰りになったご家庭でこんな夕食になったようですw。ご報告ありがとうございました!
参加者から提供いただきましたアオヤギ丼ほかの写真! おいしそう! 

2010年5月11日火曜日

川はコワいか、楽しいか?

古座川で作った川エビうどん。多摩川でも夢ではありませんよ!

今週末に予定している多摩川に関係する2活動。ちょっと明暗を分けました。
5/15に予定していた「奥多摩・チャレンジ!カヌー体験」は小河内ダムの放水が多くて延期にしました。
5/16の「羽田沖・漁船に乗って行く潮干狩」は予定どおり進行中。
しかし、この活動は参加者の出入りが激しく、主催者の心中は複雑なところ。
ま、深く考えずに、活動のクオリティアップにのみ全神経を集中させることがメンタルバランスとしてとくにたいせつですネ。

前置きが長くなりましたが、今日は「羽田沖・漁船に乗って行く潮干狩」の最終打ち合せで、当日、活動をサポートしていただける羽田ご在住の田村保さんのお宅にお邪魔してきました。
10:20に到着して、おいとましたのが14時過ぎ。
田村さんのお宅に寄らせていただくと、つい長くなります。
(また、毎回のように多摩川や東京湾で採れたものを昼食として振る舞っていただき、恐縮します。今日はちなみにシオフキ貝の深川丼でした。おいしかった。)

今日のトピックは、多摩川に天然ウナギが戻ってきているというお話。
昨日も、とったウナギを田村さん宅に見せにいらっしゃった方がいたとのことです。
「こんなだったよ」と親指と人差し指で○を作って、まるまる肥えたウナギの様を教えてくださいました。

2年前の夏、和歌山県古座川でのキャンプで、地元の漁師・東さんがキャンプに参加した子どもたちとともに夕方仕掛けたワナへ、翌朝に見事なウナギが入っていました。
田村さんのお話をうかがってこのことを思い出し、こころのなかから喜びが湧き上がりました。

田村さんは戦後、当時のご本業であった海苔漁の合間に5年くらいウナギの仲買を商ったそうで、その頃に多摩川を遡上してくる天然ウナギは緑色がかっていて、それはきれいだったと。
数日きれいな生け簀に放っておくと、食べたものを吐いて身がシャンとするのですーっと刃が通ったそうな。
ごくっと生唾がでました。
お祭のときには、仲買なのに地元の方々に直接ウナギを注文され、好意でさばいてひと仕事終えるとすっかり夜になってまさに「あとの祭り」。静かな境内でひとりがっかりしたという話。

そんな話をおききしていると、もちろん見たこともない当時の多摩川の様子までが想像でき、宵闇に人家の灯りをとぼとぼと水面に映した多摩川で、川魚がポチャっと跳ねる音が聞こえてくるようです。
そして、こうして田村さんのお話をきくことができて、ほんとうにラッキーだなあ、とも思えるのです。

数年前、二子玉川そばの河原で小さな女の子が流され、残念なことに命を落としてしまいました。
この例だけではなく、確か去年にも高校生が溺れて亡くなったと覚えています。
こうした不幸な例があったとしても、川をコワがって近づかなくなってしまっては、ひとと川との長いおつきあいが絶えてしまうと危惧しています。

川をみくびってはいけない。
しかし、川が微笑んでくれることも確かにあるのだということをしっかりと感じ、また、そのことを伝えていきたい。おとなが「川はコワいよ」とだけ伝えるのは、川の一側面にしか触れないことになります。
田村さんは今日、おっしゃっていました。「この年になるまで、多摩川で遊ばせてもらった」と。

週末の活動を目前に、多摩川にいっそう親しみを感じたいちにちでした。

Brian Eno "By this river"

2010年5月7日金曜日

「熊野果無遊歩」無事終了


全国的に好天に恵まれた今年の大型連休。小学6年生3名・中学1年生ひとりを含む9名の参加者と3名のスタッフあわせて12名で和歌山県の果無山脈を縦走し、熊野本宮大社を参拝しました。

果無山脈はその地名に憧れる方は多いのですが、いかんせん交通の便が悪いうえ、避難小屋などがないので実際の入山者はほんとうに少ない山域です。この山行中も、途中の林道から軽装でいらしたご夫婦一組と出会っただけ。
山脈からの眺望がきく範囲に送電線などの人工物がなく(林道だけはじゃっかん見えますが)、広い尾根にブナやヒメシャラが自生する自然林の新緑を楽しみながらの静かな山行となりました。
この山行では参加者も共同装備を応分に持ちました。小学生でも食糧や水はもちろん、クッカーやテント、シェルターなどを背負って歩きます。体重対荷重比では大人にひけをとっていなかったはず。ほんとうによくがんばりました。成人のみなさんも、子どもたちのがんばりを見て奮起。
山中1泊となりましたが、そのときの夕食(重ね煮を使ったタイカレー)が全食事のなかでいちばんおいしかった、とか、水のたいせつさを痛感したという感想がきかれ、うれしくお聞きしました。

5/4の朝8時すぎ、連休中ということもあり熊野本宮大社にはすでに多くのひとがいました。
そのなかで私たちは出発から4日めにしてこの地にようやく辿り着きました。もし、明治時代のように本宮大社が大斎原(おおゆのはら)にあったとしたら、熊野川で身を清めてから参拝したかもしれませんね。

熊野は再生の地といわれます。熊野古道が世界文化遺産となってすぐに開始したGWの熊野詣も今年で早5回めとなりました。
それまでの自分は、毎年GWにはスキー板かついで残雪の山に滑りにいっていましたが、いまでは新しい年度が始まって1ヶ月たつこのGWに、新年度の活動についてこころを改めて無事故を祈念するという気持ちでいます。