2012年5月28日月曜日

「奥多摩ナイトハイク」無事終了。

山の夜が更けても、山小屋の内には談笑が響きます。
会ってまだ4時間。いっしょにマシュマロを焼くのも体験共有。
小屋から近い山頂からの夜景をいっしょに眺めるのも体験共有。
豊かな山の経験と社会経験で締めてくださった社会人サポーター。
一昔前の山岳部員のような筑波大カヌークラブの学生サポーター。
ボッカのような筑波大カヌークラブの学生サポーター。
5/26(土)夕から27日(日)午前中にかけて、予定どおり奥多摩ナイトハイクが実施されました。
13名(うち6名が5歳から19歳までの子ども)のご参加者と4名のスタッフ(うち3名がサポーター)あわせて17名で夜の奥多摩を歩きました。

野外塾の活動の特徴のひとつとして、参加者に一律の年齢制限がなく、サポーターの方々も学生さんから社会人の方までいろいろであり、 ごちゃまぜのコミュニティが形成されることが挙げられます。

とくにオトナになるにつれ自分の世界が確立されるので、こうしたごちゃまぜコミュニティははじめは居心地が悪いもの。また、お年頃の女の子や青年もしかりですね。

でも、わざとこうしているのは理由があります。
「居心地が悪い」ときこそ自分の立ち位置を模索するために人間の脳は超高速で働いているのではないか、という持論があるからです。

19歳の学生さんは、サポーターである筑波大の学生さんらとコミュニケーションを図りながら、ごく自然に自分の立ち位置を確立し、またごく自然になにかと手伝いをしてくれました。

小4の女の子は、40歳以上年が離れた社会人サポーター(私の山の先輩です)と、いつのまにかふたりでベンチに横並びになって、まるで親子のように、いや、おじいさんと孫のようにストーブにあたっていました。

5歳の女の子、そしてお年頃の小6の女の子は、いたずらっぽい笑顔をたたえて学生さんらに親しんでいました。

こうしたようすをみていると、はじめの居心地の悪さを克服する経験をたくさん積むことで、コミュニケーション術に長けてくるのではないかと思います。
日常生活でもきっと役立つスキルですよね。

今回もまた、すばらしいご参加者のみなさん、そして信頼できるサポーターのみなさんとごいっしょできたことをこころから感謝申し上げます。

2012年5月25日金曜日

雨の瑞牆ボルダーで考えたこと。


瑞牆ボルダーは、日本百名山のひとつ、瑞牆山のふもとにあります。
庭にほしくなるような(笑)チャーミングな岩と、アラジンクライミングの小川さん。
この岩をどうやって登ろうかと考えるふたりと、この岩の下でたき火をしたいと考える私。
瑞牆山、金峰山あたりはこの時期シャクナゲが見事です。
今日は、NPO法人アラジンクライミングの小川さんに誘われて、早朝から山梨県の瑞牆(みずがき)ボルダーに出かけてきました。

ボルダーというのは、ボルダリングという岩登りを楽しめるエリアのことをいいます。
ボルダリングというのは、ロープを着けずに登るとてもシンプルなクライミングの方法です。

新緑のなかに、花崗岩のモニュメンタリーな岩巌(いわいわ)が点在する瑞牆ボルダーは、とてもすてきなところでした。
自分がいままで知らなかったすてきなところに連れて行ってもらえるというのは、ほんとに勉強になります。

あいにく、 着いた早々から雨が降り出して帰るまでずっと雨だったので、精力的にボルダリングをすることができなかった反面、自分としてはけっこうヒントがある日でした。

クロックスという履きやすいサンダルを履いていったんですが、こいつがけっこう雨のなかでも滑らず、そしてソフトな履き心地で大活躍。
「北アルプスの稜線をクロックスで縦走することができるんじゃないかな?」なんて考えました。

また、自分が今日登ったのは、ボルダリングの難易度でいうと「超やさしい」課題だったのですが、上部は苔に覆われていたのでぬれているとコワかった。
 この「超やさしい」といわれている課題でさえ、クライミングという用途で進化し続けているクライミングシューズの恩恵にあずかっているので、こういうところにはじめて来るひとが普段ばきで楽しめるとしたら、どんなところ・方法があるのかな、と考えたりもしました。

それから、このエリアはハングといって岩が大きくおおいかぶさる課題が多いところでした。
その昔は、こういうところを「岩屋」といって、クライミングの対象にするなんて考えもせず、雨避けにしたり山中の宿泊場所にしたりしたものです。
そぼ降る雨のなか、乾いた岩屋の下にいると、「ああ、こんなところでたき火してみたいな」なんて思いました。
点在するいくつもの岩屋の下で、2〜3人で一夜を明かす体験をするのも原体験になるだろうな、なんてことも考えました。

自然とひとは、いろんなおつき合いのしかたをできる可能性がありますね。

今日、行ったところはこんなところ。
自分はこんなことできません。

でも、小さなお子さんからオトナの方まで「壁があったらなんだか登りたくなっちゃう」ひとたちが楽しくクライミングデビューできるようにと、いつも頭をフル回転させています。それだけは、こうした上級クライマーのひとたちに負けません。

クライミングデビューしてみたいひとはぜひ遊びにいらしてくださいね。
6月17日(日) 初夏の「クライミング&スラックライン体験会」(横浜市鶴見区)

2012年5月22日火曜日

祝! スカイツリー開業。

熊野で撮影した青空と、屋久島産の三岳の合成w。なにげに世界遺産コラボ。
今日、墨田区にスカイツリーが開業しました。
おめでとうございます!

また、東京名物が増えましたね。

でも、スカイツリーが担うデジタル放送の電波塔という役割は、その立地先としてさいたま市も挙げられていたようです。

もしかしたら、今晩あたりは、墨田区とさほど離れていないさいたま市で大祝宴が開かれていたのかもしれません。

まあ、あまりなんでも独り占めしないで、「東京不快釣り〜」なんて陰口がたたかれることないよう「江戸の粋」をモットーにしての営業を望みます。

7月までは予約でいっぱいだそうです。
もちろん「ずぼらな」自分は、そんな予約は入れていません。
いつか、命あるうちにスカイツリーの展望台に上れれば御の字です。

今日は、クライミングジム「アラジン」で120°壁のホールドの付け替えをお手伝いしてきました。
(いっそう楽しい壁になったので、ぜひアラジンに行ってみてくださいね。)
いちにちの仕事を終えて帰る途中、たまたま近所で、今となっては入手がむずかしくなってしまった屋久島産の三岳を発見、購入しました。
神様、ありがとうございます♪

スカイツリー開業を祝って、自分も都民のひとりとして乾杯!

【スカイツリー周辺のおいしいお店】
 ネパール&インド料理のお店「ケーラッシュ」
スカイツリーから歩いて3分!
野外塾のキャンプでご参加者に大評判のカレーの作り方を教わったお店です。
オーナーのモハン・ギリさんが親切に応対してくれます。
ネパールやインドでカレーを食べるときのように、手でカレーを食べると大喜びしてくれて、一回で「馴染み客」になれますよ♪ チャレンジしてみてね!

2012年5月21日月曜日

ナイトハイク準備進行中!

週末の「奥多摩ナイトハイク」の準備を進めています。

どうやら、いまのところは週末の天気も安定しているよう。
とはいっても、最後まで気を抜けませんが。

今日の準備は「献立」。
夜の山歩きを深く体験していただくため、小屋に着くのが昨年よりも1時間くらい遅くなりそうなので、今回は炊飯をやめることにしました。

ご飯の代わりに探したのが、野菜と肉がたっぷり入ったスープと合うようなしっかりした食事パン。

さいわい、事務所から自転車で10分くらいのところに素材をたいせつにしたパン屋さんがあることがわかりました。

いままで買ったことがないので、ライ麦入りパンやレーズン入りパンなど、三種を試しに買って、試食してみましたら…
思っていた以上の「健康的な」食事パンでした!

数切れ食べただけで、アゴが疲れる(笑)。
そして、数切れ食べるとあとからおなかがふくれる。
パンの密度がじつにしっかりしているんですね。
そして、口のなかによい風味が残る。

唐突すぎる表現かもしれませんが、「すっぱだかの子どもが自分に向かって走ってくるような」印象のパンでした。
キャンプの夕食で、みなさんがどんな印象をもつのか、楽しみです♪

「奥多摩ナイトハイク&貸切山小屋の夜」はあと2名、承れます。
フレッシュな体験と山中のゆっくりした食事。
みなさまにとって楽しい時間になりますように!



見えてヨカッタ!「金環日食」

サンダルばきで観察した軒先の天体ショー。
この気軽さと壮大さのアンバランスさがイイ!
 金環日食用のグラスも用意せず、ずぼらに迎えたこの日。
数日前から天気予報はあまりよくなかったので、近所のコンビニでグラスを置いてあるのを見たけれど、スルー。

6時台に起きてみると、意外にいけそう!
さっそくパソコンのライブカメラで状況をチェックしながら、サンダルつっかけて玄関前で日食観察。
顔なじみのご近所のひとたちと「わ、いい感じ!」なんて話しながらの観察って、楽しい。

東京はちょうど少し雲がでていて、それが格好のフィルターになってくれました。

それにしても、太陽の光ってスゴい。
あんなに欠けても、少し雲が薄くなると直視できなかった。
それでも、流星観察なんかとちがって、だれもが気軽に体験できる天体ショーというところがいいですね。

「家を一歩でれば、そこはもうアウトドア」という気持ちになれたイベントでした。

今日も一日、みなさんにとってよい日でありますように!

2012年5月20日日曜日

「初夏の野菜の重ね煮料理教室」無事終了!

きもちよい五月晴れとなった昨日。
10名のご参加者、3名のスタッフと3名のボランティアの方々あわせて16名で、「初夏の野菜の重ね煮料理教室」が無事終了しました。

3月に実施した第1回の重ね煮料理教室に引き続き、2回めとなった本教室では全参加者の半分に当たる5名の子どもたちが参加。
いよいよ野外塾の活動らしくなってきました♪
重ね煮の料理教室のなかで、親子いっしょに体験できる教室は、非常に数少ないと思われます。

また、今回はお父さんがご家族を主導してお申込いただいたファミリーもありました。
これもたいへんうれしいことです。

さて、今回の重ね煮料理教室の特長は
1 旬で出回り始めた初夏の野菜を使ったこと
2 6種類のアレンジ料理を作ったこと
3 おとなだけでも、こどもだけでも、親子でも参加できること
でした。

ベースとなる重ね煮の作り方はもちろん、できた重ね煮をすぐに使った昨日のアレンジ料理はつぎのとおり。
1. 生野菜サラダ(水菜とパプリカのサラダ)
2.温製サラダ(ポテトサラダ)
3.和え物(いんげんと厚揚げの白和え)
4.炒め物(初夏野菜たっぷりと豚肉の炒め物)
5.主食(野菜カレーうどん)
6.汁物(だし要らずのクイック味噌汁)
 この6つの作り方を経験すれば、すぐにご家庭で応用が効くのです。

もちろん、子どもたちも料理づくりに参加。

事後にお願いしたアンケートのうち「いちばんおいしかった料理はなんですか?」という設問に「お兄ちゃんが作ってくれた野菜炒め」というかわいい答えがあったのは、主催者冥利に尽きるというものです。

つぎの重ね煮教室では、同じ料理を「オトナチーム」と「子どもチーム」に分けて作ってみるとか、別々のメニューをオトナと子どもに分かれてそれぞれ作ってみる、とか、さらに体験密度を高められるアプローチをしたいと考えています。

ベーシックな重ね煮の作り方はすぐに覚えられるので、アレンジ料理を作ることに特化した料理教室や、創作アレンジ料理コンテストも実施しましょうね♪

重ね煮を体験したご家族のなかからは
・子どもが野菜をたくさん食べるようになった
・子どもが料理をしてくれるようになった
という報告もいただきはじめております。

かんたんで、おいしくてヘルシーな野菜の重ね煮を、 これからも引き続きみなさんにご紹介してまいります。

2012年5月18日金曜日

フシギな人物・南方熊楠。

今日、5/18のグーグルロゴは、南方熊楠(みなかたくまぐす)生誕145年を記念するもの。

熊野から帰ってきて、近いうちに南方熊楠について記したいと思っていたので、今朝PCを立ち上げて「あ、この日に生まれたんだ!」とちょっとうれしくなりました。

南方熊楠といえば、 以前から「天才」であり「奇行のひと」という印象を強く持っています。
その人物像に触れたくて、中沢新一氏の南方熊楠評伝「森のバロック」を発刊早々に購入したものの、ぜんぜん読み進められずに挫折していました。

その挫折感から救ってくれたのが、水木しげる氏の漫画「猫楠(ねこぐす) 南方熊楠の生涯」です。
あたかも陽光に照り輝く木の葉を描くようにその生涯の光と影がちりばめられ、一気読みで大要をつかむことができました。
水木しげる氏独特の濃密な描き込みがあるページでは、森や自然の精が印刷に籠められているような気さえします。 
しかし、あなどれないのは、一気読みしたからといってきちんと内容が理解できたとはいえないことです。
くりかえし、絵と吹き出しをつぶさに見ていくと、この漫画を描くだけでも相当な資料や調査が必要だったのではなかろうか、と想像できます。資料や調査が多い分だけダイジェストされているところも多いので、流れのままに読み進むとうっかりはしょってしまいそうです。
また、どこまでが真実でどこから架空の話なのかはわかりません。

ただ、きわめて人間らしく、それゆえに敵も味方も多かったということを理解するにはじゅうぶんです。
そして、順風満帆の人生であるようでいながら、長男の病気や相続のことなど心労も多かったようです。

「猫楠」中に登場する猫の独白として「熊あんは自分ほど不幸な者はないと思っていたフシがあるが(後略)…」とありますが、 もしそうだったのならば考えさせられます。

いずれにせよ、南紀の自然が豊かに残っていて、世界遺産となった熊野古道が残っていることにも南方熊楠氏がおおきく貢献しているのはまぎれもない事実です。
そして、自然保護のために体制に真っ向から抵抗した姿にも、いまなお学ぶべきことは多いのです。

山へと繰り出すときにザックへ入れておけば、道中の車内の暇つぶしにも、緑陰での読書にも、または降りこめられた山小屋でも、気軽に読めるのに感得するところがある「おとなの漫画」です。

2012年5月14日月曜日

「滝子山読図ハイク」無事終了。

真正面に滝子山のスカイラインを望みながら歩く里道。
滝子山南稜はほんとにゆたかな道です。
この大ケヤキからは沢沿いに歩くのですが、どこを歩いているのか地図上でわかりにくい。
昨日5/13、「地図にない道を歩こう! 滝子山読図ハイク」が4名のご参加者とともに無事終了しました。

当日は絶好のアウトドア日和。
この季節なのに湿度が少なく、秋を思わせるような涼しくカラッとした晴天でした。

中央線下りで集合の笹子駅に向かう車窓から、青空にすっきりくっきりと山々の稜線が見てとれると、それだけでもうワクワクしてきます。

私たちが登路につかった南稜は、ミズナラやブナが生える自然林が豊かに残っています。

地図を手にしながら歩くと、若葉色がからだに染み込むのではないか、と思えるくらい新緑がきれいでした。
ほんとにこの季節はとくべつですね。

この南稜は国土地理院の1/25000地図には道が記してありません。
地図に表記がある道から分かれてこのルートに入ると、踏みあとは明確にあるのですが、じぶんが歩いている場所をきちんと把握するのには集中力を要します。

下り道もまた途中から道の表記が地図からなくなりますので、いま自分が地図上のどこを歩いているのか、を把握するのは難しいのです。

また、疲れると地図をよく読むのはしんどいこと。
しかし、帰路の電車のなかでも、今日歩いたところを地図で真剣に目で追うみなさんの姿勢に 感心しました。

滝子山は標高1620m。
登り口の笹子駅は標高600m、終点になる初狩駅は標高460mですから、登りも下りも標高差1000mを超すのでけっこうタフな山なのですが、小4の男の子を含むみなさん、下りもしっかりとよく歩いていらっしゃいました。

国土地理院発行の地図独特の表記に慣れ、またプレート型コンパスの使い方にも慣れて、いつも地図とコンパスをすぐに見るような習慣をぜひつけてくださいね。

ほんとうにお疲れさまでした♪

2012年5月12日土曜日

しなびた野菜が元気になる!?

小説家として著名な武者小路実篤氏。
じつは野菜の絵をたくさん描いていたというのはあまり知られていません。
日が経ってしまってしなびた野菜。
多忙をいいわけに、ちょっとしたがんばりを怠り、いたずらに食品をムダにした自分を呪いながら 「ああ、こりゃもうだめだ」と、ゴミ箱へ。
でも、そんな罪の意識から解放される方法が発見されたようです!

「50℃のお湯で洗う」としなびた野菜が元気を取り戻し、その滋味をよみがらせることができる、というのです。
クリーンかつシンプルですね。
野菜の「50℃洗い」は、ボウルに50℃の湯を注ぎ、素早く野菜全体を湯に浸し、1分から3分間程度洗う。
50℃は風呂の温度より高く、手をつけて我慢できるくらいの熱さ。温度計を用意して測りながら洗うのがいい。
洗っているうちに温度が下がるので、43℃以下になったら湯を足して50℃を保つ。
というのが、詳細。
引用元記事はこちら

さらに!
野菜のみならず、精肉にもその効果があるようです。
詳細はこちら。

この記事を見て思ったことは、「もしかして人体(臓器や筋肉など)もある温度に一定時間さらすことで老化や劣化が抑えられるのではないか?」ということです。

最近、がんの治療に効果があるといわれる時間治療の効果が発見されました。

いままで見過ごされていた「灯台もと暗し」「コロンブスの卵」のような発見が、あたらしい標準を創ることを願っています。

鳥海山から筑豊へ。

「腕白小僧がいた」土門拳(小学館文庫)より。
5月、この季節になると鳥海山で滑ったときの楽しさが思い出され、旅心がうずきます。

鳥海山のことを思い描くと、酒田出身の写真家・土門拳氏が連想されます。

土門拳氏のことを思い描くと、同氏が撮った筑豊の子どもたちが連想されます。

筑豊の子どもたちを思い描くと、子どもたちとあるがままに向き合うことのたいせつさを改めて思い知らされます。

「昔の子どもを見倣え」という気はありません。
なぜなら、昔も今も、子どもは同じ気質を有していると思いますから。

変わったのは、子どもたちと向き合うわたしたち大人の姿勢なのではないでしょうか。

2012年5月10日木曜日

アウトドアでも大活躍! 手軽でヘルシーな重ね煮料理。

さきのゴールデンウィークには熊野へキャンプに行きましたが、このキャンプで活用したのが重ね煮。
あらかじめ事務所で作って、ジップロックにいれたものを冷凍して持参しました。

夜行バスだったので行程中に自然解凍され、5/3、那智での夕食はこの重ね煮を使ったカレーを作りました。

作り方はきわめてカンタン!
現地・那智のスーパーマーケットで求めた新鮮な鶏肉をよく炒め、水とこの重ね煮を加えて煮立たせたらカレールーをいれ、最後に塩と顆粒状のコンソメで味を調えるだけ。
当日のシェフは小学4年生の男の子に全権委任しましたが、 全工程で20分というところでしょうか。
参加者のみなさんにも、不便な場所で思わず野菜たっぷりの料理が出てきたので喜んでいただけました。

重ね煮を使えば、調理に不向きなアウトドアでも生ゴミを出すことがなく、すばやく、栄養満点の料理が作れます。
もちろん、野外塾のつぎのお泊まり山行である「奥多摩ナイトハイク&貸切山小屋の夜」にも重ね煮を投入しますよ!

アウトドアに較べればずっと調理環境に恵まれている一般のご家庭の台所では、さらにこの便利さを享受できます。

休日などの手があいたときに、素材をささっと切って、鍋に重ね入れて、あとはとろ火で蒸気があがるのを待つだけ。
それだけやってしまえば、その週内はご家族で手早く、たくさんの野菜をおいしく摂ることができます。
アレンジ次第で主菜はもちろん、サラダや炒め物、和え物、そして汁物も数分で完成。

アウトドアや日々の生活でどんどん活用できる重ね煮。
5/19(土)に、実践的で直感的な「かんたんでおいしい初夏の野菜の重ね煮料理教室」を開催します。

これからの季節、たくさん野菜を食べてヘルシーな毎日を過ごしましょう♪

新緑を楽しむ「読図ハイク」いかがですか?

今週、日曜日は晴れそうですね。

首都圏から近い大月市にある滝子山は、ちょっとしたスリルを味わえる岩稜と、奇跡のように残っている自然林、そして頂上からの大展望が魅力♪

ゲーム感覚で読図のコツも身につけることができる「地図にない道を歩こう! 滝子山読図ハイク」は、あと数名様よゆうがあります。

ご家族で、そして親しいお友だちどうしで、山の地図を読みきるセンスを競ってみませんか?
楽しみながらしぜんに実力がつく日帰りハイキングです。

だれも教えてくれない「雨具のたたみ方」。

ゴールデンウィークには、多くの方が山で亡くなりました。
死因として、低体温症が多かったことは、肝に銘じておく必要があります。

みなさんは、レインウェア(雨具)をどのようにたたんで、どのように携帯していますか?
せっかく高価で高品質なレインウェアを持っていても、いざというときに活用できなければ意味がありません。

今日、東京では午後1時くらいに突然バケツをひっくり返したような雨となりました。
山でこのような事態になったときに、またはなりそうなときに、いち早くレインウェアを着用できるかどうか、はまさに生死を分けることになります。

あなたのレインウェアがいざというときに必ず役に立つようなティップス(小ワザ)ご案内します。
ぜひ、活用してくださいね♪

1.レインウェア上半身分はジッパーを外し、フードを出してからたたむ。
ポケットは閉めておくこと。
 2.レインウェアズボンはすそのジッパーを開け、フライのジッパーを下げてからたたむ。
ジッパーさえ開いていればこんなに広げる必要はないです。
ジッパーが解放されていることを示すためのデモ画像です。
 3.やや大きめのレジ袋を用意してたたむ。
(3の理由)レインウェアズボンを履くとき、このレジ袋へ靴のまま足を入れて履けばズボンの内側を靴底に着いた泥で汚さないうえ、靴の金具などが当たらずにすばやく履ける。
 4.レインウェア上・下とレジ袋はそれぞれ別々にして、余裕があるスタッフバッグに入れる。

こうしておけば、上着だけ着用したいときにも、ズボンだけ着用したいときにも、すぐに対応できます。

買ったばかりのレインウェアは意外にきついスタッフバッグに入っていることもあります。
これだと、出し入れが面倒くさくなって、つい着用のタイミングを逸してしまいます。

また、ごていねいに各ジッパーを閉めておいたり、上着とズボンをいっしょにたたむと、急な土砂降りに対応できずに命を落としかねません。
急な雨のときには、突風が吹くことも多いため、もたもたしていると命を守るシールドとなってくれるレインウェアを吹っ飛ばされる恐れもあるのです。

レインウェアはザックの上の方に入れておくこと!
また、着用のタイミングは「くれぐれも早めに!」

あとから悔やまれる残念な遭難がなくなるように、ちょっとしたテクニックをぜひ身につけてくださいね!

レインウェアの大切さが実感できる募集中の活動は → こちら!

2012年5月9日水曜日

それぞれの山小屋の記憶。

畦地梅太郎氏著の「山の繪本」(1955年初版)より。
杖突峠での一夜を記したこの版画は、いつもこころを山へと誘ってくれます。
山小屋に泊まったこと、ありますか?

夏山で、暑さを避けるために日の出前から歩き始めて、午後の早い時間に目的の山小屋に着いてのどを潤すときのうれしさ。

秋山で、まるでマッチをばらまいたような倒木帯で苦戦したあげく、まもなく日が暮れそうだというときに林間に避難小屋をかいま見れたときのうれしさ。

冬山や春山で、冬季避難小屋の入口に吹き積もった雪と氷をシャベルでこそげ落として扉を開けることができたときのうれしさ。

山小屋はいつでも私たちのこころに安堵感をもたらしてくれる存在です。

自分の山小屋体験では、いまは使われなくなってしまった札幌郊外の無意根山荘(むいねさんそう)に春の山スキーの折りに泊まって、夜半に窓から射し込む月の光で目を覚ましたときのことが忘れられません。

みなさんの原体験になるような山小屋体験を提供したい、と思って作った企画が「奥多摩ナイトハイク&貸切山小屋の夜」です。

あと数名承れます。
みなさまの山小屋デビューが楽しく、こころに残るものでありますように。


2012年5月7日月曜日

「世界遺産・熊野古道雲取越キャンプ」無事終了。

5/4 熊野灘の日の出。長い山旅のはじまり。
5/4 大雲取越の舟見峠そばから望む熊野灘。
5/4 この日の宿泊地・小口へと急ぐ。
5/4 熊野古道は石仏との出会いも楽しみのひとつ。
5/5 小雲取越中の名所・百間ぐらから望む南紀の山々。
5/6 大斎原(おおゆのはら)の大鳥居へようやく到着。長い道でした。
5/2晩から5/6にかけて、9名のご参加者と2名のスタッフで熊野古道・雲取越を那智から本宮へと歩くキャンプが無事終了しました。
今回の参加者のうちで子どもはひとりだけ、あとは成人という野外塾としてはめずらしい構成のチームになりましたが、みなさん一丸となって和気あいあいとキャンプをすすめることができました。

出発日の5/2はなんと熊野エリアは大雨。
乗る予定の夜行バスも、経路のうちの何ヶ所かが雨による通行止めで迂回する可能性があるなど、スタートからしてスリリング。
 フタを開けてみると雨による迂回はなかったのですが、何ヶ所もの交通事故による大幅遅延により、 予定を4時間近く上回って5/3の12時近くに勝浦町に着きました。

この日は那智山上の那智大社、青岸渡寺、そして那智の滝を参拝。
 那智駅から那智山方面に向かうバスの車中からは、昨年夏の台風の傷跡が生々しく残っているのが見えました。
改めて、こころからお見舞い申し上げます。

2日めからはずっと天気に恵まれ、予定どおり大雲取・小雲取越を越えることができました。
歩き慣れない子どもは大苦戦していましたが、2日がかりで30km以上の山中をがんばって歩きとおしました。

熊野はいつも一筋縄ではいきません。
熊野をやすやすと歩くことは、どんなひとでも難しいのです。
でも、それが熊野の魅力でもあります。
熊野山中ならではの美しい苔、山中の石仏さま、そして那智から本宮へと歩いて、熊野三山のすべてを回った達成感に参加者のみなさん全員が喜んでいらっしゃいました。

それはそのまま、主催者の喜びでもありました。

みなさん、ほんとうによくがんばりました。お疲れさまでした。