2012年9月28日金曜日

伊豆大島の気づかれざる魅力。

伊豆大島には日本の原風景があります。
名産の椿の木をふんだんに使った古い建物。
こうした建物も活用すれば豊かな財産になります。
すてきな扉。なかで薪ストーブが焚かれていたらいいなあ。 
伊豆大島は、けっこう辛党ごのみの島。
島料理にも使われています。
こうした光景にホスピタリティが寄り添うと、新しい風が吹くのでは?
9/25から27日にかけて、伊豆大島に行ってきました。

今年2月に行った「伊豆大島サイクリングキャンプ」は、平成20年にはじめてから4回連続している、自分もダイスキな活動のひとつ。

毎回、その活動で自転車を借りている丸久レンタサイクルの白井民子さんから提案を受けて、従来の自然体験活動とはべつに福祉的な目的をもつ旅行で伊豆大島を活用することができるかどうか、をいっしょに考えるための訪島でした。

白井さんは元ミス大島なので、島の観光関係の要職にあるみなさんをよくご存じ。
白井さんのご協力をいただきながら川嶋大島町長をはじめ、そうした方々への挨拶と説明をしてきました。

今回の打ち合わせで改めて感じたことは「大島は広い」ということ。
白井さんといえども、島の玄関口である北部での人脈はあるものの、そのほかはまだこれから、といいます。

1周で約30km強の伊豆大島は、島の玄関口である北部で隣接している岡田、北ノ山、元町エリアでさえそれぞれ独立しているように感じますし、西部、東部、南部はなおさら。
北部のほかは、観光目的ではさらりと素通りされることが多いエリアですが、素朴な風情を残していて、魅力があります。

また、観光で行くことはまずありえない入植目的で開拓された地域は私もまだ未踏ゾーン。
三原山を中心にした山間部も、ごく一部が紹介されているにとどまります。

こうした地域の魅力を、傍目八目(おかめはちもく)で掘り下げることができるのではないかな、と思います。

もともと伊豆大島はひと昔前は大にぎわいしたところ。
そりゃそうですよね、首都圏から近く、南国情緒と独特の島文化があふれたエキゾチックな場所なのですから。
その頃のことを思い起こせば、島外からの訪問客がもっと増えてもおかしくない。

いまでも竹芝桟橋を夜に出航すれば、早朝に大島に着きます。
夜行列車がなくなりつつある今、首都圏から気軽で楽しい、そして貴重な夜行体験ができるうえ、着いたらすぐに島内をめぐることができる。

そこで伊豆大島に望むことは、ちょっとしたホスピタリティ。

たとえば。
汚れた貧乏くさい案内看板は島内全体で一括してきれいにする。
新調しなくても、きれいにすればいいのです。

早朝に着いた船から降りてきたひとたちがすぐに立ち寄れるお店があったり、すぐにひと汗流せるリーズナブルな入浴施設があったりするといいな。

せっかく日本ジオパークに認定されたのだから、学者さんが作った専門的なわっかりにくい看板や施設を見直して、明るくわかりやすく知的好奇心をそそる「現場」になってほしい。

大島発竹芝桟橋行きの客船の時間は、午後2時過ぎ。ちょっと早すぎる。
せめて午後4時くらいにすれば、たっぷり遊べる。
帰りの船内では、甲板にお店がでるといいな。
子どもたちは遠ざかる島を見ながら暖かいココアを飲んだり、あるいはソフトクリームをなめたり。
オトナは冷たいビールを飲んだり、お湯割りを飲んだり。
暮れ行く太平洋上でのそんな体験はそれだけでもウリになると思います。

伊豆大島はほんとうに底力がある場所。
島内の人たちが本気になれば、その魅力をもっともっと引き出すことができるでしょう。

2012年9月27日木曜日

「雨中に栗を拾う」。

栗はひとつのイガに3つ入っているのが普通。
でも、仲よく同じくらいに育っていると実がやせていることも。
自己主張が強くてズーズーしい実はぷっくりとよく肥えています。
こんな感じの栗園です。
栗のイガは足ではさんで両側に押し開き、なかの栗をトングで拾います。
ここでもクロックス。だって雨でどうせぬれるんだから。
飯山栗園で育っている栗は5種類。
まだ青いのがたくさんあるので、これからしばらく栗拾いを楽しめます。
誠実であたたかなお人柄がおのずと伝わってくる飯山ご夫妻。
庭のわんこといっしょに静かな暮らしをしています。

家に持ち帰った栗の実についてきたオトモダチ。
栗がおいしいことをよく知っているな。
栗も、イガで防御しているということは自分がうまいことをよく知っているな。
小さな自然のふしぎ。
9/23(日)、Sさんからのお誘いを受けて、厚木の少し奥へ栗拾いに行きました。

Sさんは、地球野外塾のご参加者であると同時に、あるときは活動のサポーターでもあります。
自然のなかで「採って食べる」食についての興味がとても深く、Sさんから教わることもとても多いのです。

栗拾いって、したことあったかな?
少なくとも、記憶がある限りでは「はじめての」体験かもしれません。

当日は朝から本降りでしたが、予定どおり飯山栗園へ。
雨が降ればきっとひとが少ないだろうと予想していましたが、やはり貸しきり!
ロケーションもすごくよいところです。
丹沢の東側になるのですが、都心からわずかのところにありながら、どこか遠くに来たような気持ちに。

たわわに実るまだ青い栗のイガイガのあいだを、大型の傘でかき分けるように入り込んで栗拾い開始。

本降りの雨のなかで、栗を探して下を見ながら歩く時間の静かさ。
来てよかったなぁ、とつっくづく思いましたよ。

栗園の奥の方に行くと、まるまると肥えたいい栗がたくさん落ちていました。
ひとの手によって育てられた栗ですが、ボリュームがある栗を見つけられたときの喜びはひとしおです。
貸しきり状態だったので、慌てず騒がずいい栗だけを厳選し、1kgだけ採りました。

計量のときにのんびりと話した飯山ご夫妻、お人柄がにじみ出るいい方です。
この時期に採れる落花生やミョウガ、さつま芋もいっしょに求めました。
栗ももちろん、こうした野菜も安いんです。

雨って、ときにはいいものです。
静かなときを演出してくれますから。
みなさんも、ときには雨のなかでも身近な自然のなかに飛び込むと、思わぬよい体験になるかもしれません。

そうそう、Sさんはそのあと七沢荘の露天風呂に連れて行ってくれました。
清潔で楽天的な感じがするよい雰囲気の宿で、雨中の露天風呂に浸かるとなおいっそう雨の趣を堪能できました。


飯山栗園
厚木市飯山5373
電話046(241)1845
8月下旬〜10月上旬 ・1kg 700円前後
*入園無料
*営業時間:9時〜17時
*休日:無休
*土・日・祝日は要予約

2012年9月19日水曜日

真夜中のコンビニ礼讃。

 
深夜に、買い出しも不十分なまま、山に向かうことができるのは、ひとえにコンビニエンスストアのおかげです。
そして、忙しさにかまけ、準備が不十分なままコンビニをあてにして山へと出発する私は「確信犯」です。

寝静まった家々のあいだをすり抜けるように車を走らせながら「果たしてこんな知らない道沿いにコンビニはあるのだろうか?」という不安にたっぷりとさいなまれたのち、前方にコンビニのあかりを見つけたときは、実際ほっとします。

店内に入ると、眠くなっていた頭があまりにも明るい照明で一気に覚醒します。
そして思います。
「ほんとうに助かった。でも、これでいいのだろうか」と。

虫が鳴く音だけが聞こえるような真夜中の見知らぬ場所でたどり着いたコンビニは、エドワード・ホッパーの絵「ナイトホークス」のように、鮮やかにリアルでありながらどこかシュールな存在。

深夜に働く人たちから、眠気醒しのドリンクと、明日の行動食とカップラーメンまたは菓子パンと、今夜寝る前に飲むビールを買って車に乗りこみ、軒も下がるような時間にふたたび登山口へ向かって出発します。

遠のくエンジンの音のあとに残るのは、虫が鳴く音だけ。

2012年9月18日火曜日

30年ぶりの鬼怒沼湿原。

9/15夜に事務所を出て、ひさしぶりの個人山行。
行き先は、30年ぶりに再訪する鬼怒沼湿原にしました。
古い山仲間と3人連れ。

 東北道を宇都宮インターで下り、真夜中の林道をどんどん山奥へと走って、どんづまりの女夫淵(めおとぶち)温泉に着いたのは午前1時をゆうにまわっていました。

休憩所で仮眠した翌日はさわやかな晴天。
でも気温はまだ半袖でじゅうぶん。初秋というよりも晩夏という趣です。

鬼怒川源流部に沿って奥鬼怒温泉郷を越えて鬼怒沼湿原に着いたのはちょうどお昼頃。
尾瀬よりもさらに500m高い、標高2000mにある高層湿原です。
この頃になると広がっていた青空が翳り、霧雨がときどき降るようになりましたが、猫の目のようにくるくると変わる不安定さ。
霧雨があがって夏のような強い日が射したかと思うと、すぐに雲がかかってうすら寒くなる、そんな天気のなかで湿原のはずれに避難小屋を見つけました。

30年前に鬼怒沼湿原にきたのは、辻まことの足跡を辿るように尾瀬から日光へ抜ける山旅の途中で、湿原で迎えた朝は雨がそぼ降っていました。
泊まった避難小屋を出るのがいやで、なにも見えない湿原を吹きぬける雨を避けるため早く樹林帯まで下りたいと願ったものでしたが、それに較べると、この再訪はまだ恵まれています。
泊まったはずの避難小屋の印象は、記憶とだいぶ違っていました。
ブロックを積んだ壁面に窓はなく、中央に切った炉を囲むように長椅子が巡らせてありました。
建て直されたのかもしれません。
もっとオープンな小屋だったイメージがあるのですが、記憶違いの恐れがあります。
なにせ30年経つのですから。

帰路は、途中の日光沢温泉の野趣あふれる露天風呂で汗を流し、往路をそのまま戻りました。

黄昏時に奥鬼怒をあとにして、日光へとつながる人気も少ない山王林道を抜け、戦場ヶ原についたのはとっぷりと日暮れたあと。
テントを張って翌日に男体山登山を狙いましたが、夜半から天候が崩れたため翌朝は雨天のなかテントを撤収し、渡瀬を通って帰京しました。

奥鬼怒・日光方面は、その名をきいたり思い起こすと旅心が疼きます。
しかし、実際にその場に行くと、なぜか必ずアウェイ感にさいなまれます。
その場にいることが不自然というか、なにかその場にいることを認められていないというか。
「もう訪れるのはやめよう」と思いながらも、またその名を見聞きすると懲りもせずに気がそぞろになる、自分にとって奥鬼怒・日光はそんなフシギな場所です。
つぎに訪れるのはいつの日だろう。
どうか、そのときもまた、居どころがないアウェイ感を感じさせてください。

2012年9月16日日曜日

事務所でいちばん正確な時計がやってきた。

カシオWVA-320J-1EJF 
ソーラーパワーで動く電波時計を求めました。
防水でアウトドアでも使えるもの。

いまの腕時計が信用できず、表示時間にいつも疑心暗鬼。
電車やバスの数が多い都市部ならば、つぎのを待てばいいのですが、電車の数やバスの数が少ないところではストレスになります。

そんなわけで、電波式時計を探していたら、いまはソーラーパワーで動くものでも1万円プラスちょっとだけで買えるのでびっくり。

考えてみたら、事務所のなかを少し見回してみても「死屍累々」というくらい、あちこちに電池切れの腕時計が。
電池交換のストレスから解放されるには、機械式かソーラーパワー。
(そして、自分で電池交換できるスント。)
そして、いまやソーラーパワーが安い時代なんですね。時代から遅れていました。

時計を買ったのはスントのベクター以来、10年ぶりぐらいかな。
高度計がついている電波式ソーラーパワー時計も探してみましたが、高くて見た目がごちゃごちゃしていたのでやめました。

最近、複雑系のもの(カメラや自転車、PCなど)の思わぬ故障でうんざりしています。
見た目無骨なコイツとは、ヘタレな初期不良で悩まされずに長くおつき合いしたいものです。

2012年9月15日土曜日

秋の「奥多摩ナイトハイク&貸切山小屋の夜」募集開始

日没後の暗い山道を歩き、山頂から夜景と日の出を楽しむナイトハイク
薪ストーブが燃える貸切の山小屋に泊まって、とくべつな秋の一夜をどうぞ。
毎回、ちょっと豊かなキモチになれる食事メニュー(作るのはみなさんですよw)
たっぷりのホットドリンク類もご好評いただいています 
 夜景や日の出は気象条件によってはご覧いただけません。予めご了承ください。
'12 11月3(土/祝)午後〜4日(日)午前 悪天中止
1泊2日(山小屋泊) あと6名承れます(10/31)

夜の山を歩いてみたい方や、山でのお泊まりデビューをしたいみなさんへ。
夜の山中にいる「非日常」を、歩いて泊まってたっぷり楽しんでください。

対 象:小学生低学年くらいからオトナまでどなたでも。親子や仲間どうしのほか、おひとりでもお気軽にご参加いただけます。定 員:16人 
参加費:10500円(小学生以下9500円)宿泊実費と2食分食費(夕・朝食)、保険込。
 ※交通費別(ご参考/大人料金:JR新宿駅からJR武蔵五日市駅までJRで780円、JR武蔵五日市駅から上養沢までバス470円、つるつる温泉からJR武蔵五日市駅まで390円)
集 合:11/3 つぎのいずれかの場所。時間厳守でお願いします。
A. JR新宿駅南口改札内インフォメーションセンター入口14:10
B. JR五日市線・武蔵五日市駅改札外15:35
ご参考:当日14:21新宿発の青梅行き特別快速
(15:13拝島駅発の五日市線に乗換)に乗ると15:30に武蔵五日市駅着。

解 散:11/4 日の出町・つるつる温泉10:30(予定)
 JR武蔵五日市駅や新宿駅などへの引率可能です。お申しつけください。
活動地:上養沢バス停から日の出山〜日の出町つるつる温泉
行 程
11/3 集合後、バスで上養沢バス停へ。
約90分歩いて日の出山。山頂至近の山小屋でのんびりして就寝。

薪ストーブがある小屋で、リラックスしてたっぷり秋の夜をお楽しみください。
山小屋のベランダから夜景を見ることができますし、徒歩5分の日の出山からも大眺望が開けています。
11/4 早起きしてご来光を楽しむもよし、ストーブ番をするもよし。のんびりしてくださいね。
朝食後、ゆっくり2時間少しの山歩きでつるつる温泉着、解散。



貸切で宿泊する山小屋の全景と内部。すてきでしょう? (ともにMAPPLE.netから引用)
火の番しながら焼きマシュマロ。オトナも子どもも大好きです。
活動の目的
・夜の山歩きを経験する。
・山小屋で泊まって、山泊まりを楽しむ。
持ち物  記号の意味:◎必ずいる。 △ひとそれぞれですがご持参をすすめます。
ザック以下のものが全部入る大きさ。(20Lくらい)
雨具上下(兼防風着)できれば防水透湿性の布地のもの。
防寒具フリースやダウンなどで前ジッパーで素早く脱着できること。
下着や中間着コットンが入った素材は極力避ける。詳しくはこちら
濡れに強い靴底のトレッドがしっかりしていているもの。
軍手または薄い手袋転倒時にケガを防げる。
タオルやハンディタオルこまめに手や顔の水分を拭いて快適に。
飲み物最低500MLペットボトル1本。
ヘッドライト手に持つ懐中電灯は避けてください。転倒時にあぶない。
軽食(行動食)ビスケットなど食べやすいもの。詳しくはこちら
レジャーシート休むときには折り畳んだままサッと敷いて冷え防止。
食器(プラ製を推奨)おわん状1・皿状1、コップ1、箸やフォーク
ストックあれば安心ですがかさばる。不使用時に短くなるものだと便利。
地図コピーを用意しますが、可能ならば実物をぜひ。
コンパス(方位磁石)持ってくるならばプレート型がよい。
寝袋またはシーツ山小屋の寝具が気になるひとのみ。
歯ブラシ・入浴セット翌朝に温泉に入りたいひとはぜひ(山小屋には入浴設備なし)。

過去の活動のようすは… → こちらでご覧いただけます。

主 催:NPO法人地球野外塾

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2012年9月14日金曜日

「はじめてのクライミング&スラックライン」無事終了!

「おかあさん、がんばって!」応援するパパと2歳半の娘さん。
それぞれ自分に合った課題を見つけてトライ。
5歳の男の子と、見守るお母さんと兄貴。うーん、いい時間だな。
9/9(日)、横浜市鶴見区のクライミングジムアラジンで、12名の参加者のみなさんとスタッフ2名あわせて14名で「はじめてのクライミング&スラックライン」を実施して無事終了しました。

おととしくらいから4半期にいちどのペースで実施しているこの活動、ひっさしぶりに満員御礼となり、にぎやかな活動となりました。

準備で2回、クライミングジムアラジンに事前に寄り、当日の進行のイメージを作りました。
ボルダリング、ロープクライミング、スラックラインをいちどに体験できるこの活動は、人数によって進行の作戦を変えるといっそう楽しくなるんです。

準備段階ではボルダリングの後半はチームに分かれて簡単なセッション(チーム戦)をやろうと考えていましたが、当日は自由に登ってもらうことに。
前半を終えて小休憩のあとも、子どもたちの間では自分で自由に登ってみたい、というムードにあふれていましたからね。

意外だったのは、ロープクライミング時にビレー役はヘビーローテーションで気が抜けないだろうな、と予想していたんですが、ボルダリングで疲れが出たようで、ひとり2本登ったあとはオトナのみなさんはかなり満足したよう。

こういうときには、子どもたちのがんばりが目立ちます。
からだの疲れよりも、好奇心が優先するんですね。子どものパワーには恐れ入ります。

スラックラインは、ラインが1本しかなかったのでちょっと心配でした。
でも、ここでもアドリブでちょっと進行を変えたら、ローテーションが早まって進行がスムーズでした。
こういうアドリブが効くようになったのは、DAVOS横浜店でお子さんたちのクライミングをサポートをした経験によると思います。

すべての活動でたいせつなのは、まず活動自体が魅力的であること。
そして、緻密な準備をしながらも当日はその場の流れを読んで、アドリブを効かせながらその場の雰囲気をたいせつにすること、だと思っています。

むずかしいんですよね、これが。
ひとつひとつの活動が一回勝負。
そのことをいつも念頭に置いて活動を進めています。

秋の活動もつぎつぎにアップしてまいります。
みなさんとお会いできることを楽しみにしています!

2012年9月7日金曜日

楽しく斬新なクライミング用品の数々、Coming Soon!

今秋から来春にかけて、楽しく斬新なクライミング用品がマジックマウンテンから販売されます。

先日、内覧会にお呼ばれされたときに撮ってきた写真で、自分が「いいなあ!」と思った超私的お気に入り製品をみなさんにご紹介します。

【エーデルリッドの製品】
来年、創業150周年を迎えるエーデルリッド社。日本ではロープメーカーというイメージがありますが、カラビナやハーネス、ヘルメットなどクライミング用品はもちろん、アパレル、バーナーヘッドまでリリースしています。山岳スキービンディング・あのディアミールも本国ドイツではエーデルリッド社の扱いです。
クラッシュパッド「シットスタート」は名前のとおり、タイトなシットスタートに便利そう。
なにより「いいなぁ♪」と思ったのは、足拭きマットが張りつけられていること。
これ、ありそうでいままでなかった発想。
日が射さない、なんとなくジメッとしたハングの下でのシットスタートでは、まず靴の裏に付いたドロを拭いて、靴のパフォーマンスを活かしたいものですよね!
100×55×5cm、1.6kg、7800円。

クラッシュパッド「マントル」の最大の特徴は、ジッパーで切り離して短辺どおしで接続し直すとトラバース課題に有効な横長パッドに早変わりすること! ベッドとして活用することもできます。
グッときたのは、たたんだときの連結部分。しなやかなカーボン繊維が使われているようすが「カーボンフェチ」の物欲を刺激する外観です。
上記「シットスタート」がもれなくついてきます。
120×150×10cm、5.3kg、28000円。

クライミングシューズ「ブリザード」はベーシックな形で、同社のクライミングシューズのなかでは快適さを最重視した設計。はじめて履く1足の選択候補にあげられそう。ベルクロ2本締めで11000円!
この円高ユーロ安の時代に、割高な値段で高止まりした印象があるクライミングシューズにリーズナブルなニューカマーが参入してくれて選択肢が広がりますね。

そのほかにも、エーデルリッド社のテーマカラーであるフラッシュが印象的に用いられたアパレル類が来春は日本デビューの予定。どこででも見る、となりのあいつも着ている、そんなアパレルたちと一線を画するチャンスかも。

【ロックエンパイアの製品】
クライミング王国チェコのメーカー、ロックエンパイアがリリースするクライミングハーネス「ストリーク・J」は、なんとデニムをモチーフにしたデザイン!
これ、すっごく新鮮でした。
それぞれの課題に真剣に取り組んでいるシーンで、この遊び心あふれるハーネスをつけていれば必ず思い出に残る1ショットが撮れると思います。
調整機能つきのワンサイズで425g、気になるお値段は5600円! うーん、うれしい。

【グリベルの製品】
イタリアのクライミング用品の重鎮グリベル社がリリースしているパック類は、高機能・軽量・リーズナブルな価格が特徴。
そんななかでも遊び心があるのがキース・ヘリングのイラストをプリントしたロッカー45ゼン
ロッカー45はクライミングやボルダリングのアプローチ用だということですが、ファンキーな外観とターポリン素材を使った頑強な作り、そしてそれに似合わない内部の繊細な仕分け(オーガナイザー)類は、海外旅行にもってこいという印象を受けました。
自分はコロコロと転がすスーツケースが苦手で、海外旅行では機動性にすぐれたパック類を愛用しています。
このロッカー45は航空機へのハードな積み降ろしに耐え、ほしいときに小物にサッとアクセスでき、列車に乗り遅れそうなときにはサッと背負ってダッシュし、ホテルでは側面のハンドルをもってすまし顔でチェックインできる、そんな使い勝手を予想できるパック。
気になる重量とお値段は、1.8kgで12,000円。
繰り返します。45L入って、ファンキーで、じょうぶで12,000円です。

つぎにゼン。禅を思い浮かべるネーミングのとおり、ミニマムでムダがないデイパックです。アックスホルダがひとつ、内面に貴重品用の仕分け袋がひとつ、あとはメインコンパートメントのみ。背面はL字型に開いてクッションとして入っているフォームを抜き出せます。そのフォームを独自に座布団代わりに使うもよし、フォームを抜いてさらに軽量・ミニマムなパックとして使うもよし。
知足の心境に到達したひとのための490gの超軽量バックパック。お値段は4,500円。
喝!

山道具は楽しいですね。そして、みなさんのアイディアや要望がさらにいい製品づくりに役立ちます。
「こんな機能がほしい、こんな機能は要らない」なんてのをメーカーに進言すると、イタリアやドイツの職人さんがあなたのために、そして万人のために、新しい製品を作ってくれるかも。

2012年9月6日木曜日

先輩は尊し! 山野井泰史さんとのひととき。

なんだか楽しそうに色紙を書いてくれる山野井泰史さん。
あの山野井さんがこんなかわいいピッケルを描くとは!
昨日は、浜松町にて開催された株式会社マジックマウンテンのバイヤー向け内覧会に行ってまいりました。
同社代表の国井治さんは私の大先輩で、いまなお懇意にしていただいております。

1週間ほど前のことです。
国井さんにお会いする機会があったのですが「多摩川カヌー探検隊はどうだった?」とか「あの沢歩き、いいな」とか驚くほどよくこのブログを見ていてくださっていることがわかりました。
その席で、国井さんから『来週、内覧会があるんだが、山野井君が来るから「山野井泰史といく沢歩き」でも企画したらどうだ?』なーんて、ウソみたいなお誘いをしてくださったのです。

果たして当日、内覧会にお伺いしたところ、国井さんは驚くべきことに色紙まで用意してくれていて、いらっしゃった山野井さんに私を「こいつは子どもたちをアウトドアに連れて行ってるの。いい活動してるんだよ」と思わずこちらが「え!?」と聴き違えたと思うようなうれしい紹介をしてくださったのちに「これ、書いてあげて」と色紙を差し出し、山野井さんは「いや〜、なに書いたらいいのかな」と戸惑いながらも快くサインをしてくださいました。

山野井さんは、まずはじめに、
地球野外塾さま
と書き、そのあと続けざまに
山野井泰史
と記したあと、「なんだかまださびしいな」といいながら日付を記し、さらに一瞬間を置いて「ピッケルでも描きましょうか」といいながら、ササッとピッケルを描き足してくれました。

「山野井さんのサイン」って、かなり稀少なのではないでしょうか?

数々の死線をかいくぐってきた山野井さんのサインは、これから野外塾が無事故で充実した活動を続けられるための「お守り」としてさっそく事務所に飾りました。

じつは過去に2回山野井さんとお会いしています。
1回は2年前の小川山で偶然に。
2回めは岳人の出版パーティーで。これも国井さんのお誘いでした。

山野井さんにこのことをお話ししたら、小川山で「ああ、別のリーダーの方もいっしょでしたよね?(ちょうどNPO法人アラジンクライミングの小川さんといっしょに夏のクライミングキャンプをしていました)」と覚えていらしたのでした。
そのとき山野井さんは奥様とご一緒に廻目平キャンプ場そばの林道にいらっしゃって、子どもたちといっしょにクライミングを終えてきた私たちのガヤガヤしたようすが記憶に残ったのかもしれません。

「お子さんといっしょに登ったりする機会はありますか?」とお聴きすると、ときどき、親戚の小学校のお子さんとプライベートで奥多摩周辺をあるいていらっしゃるとか。

続いて、思い出したように子どものクライミングに関する興味深い話をしていただけました。
今夏、山野井さんがヨセミテで宿題になっていた課題を登ってきたときのことです。
現地では「6歳くらいの子どもどうしでビレーし合っていて驚いた」と。
「日本ではトップロープなどでいきなり登らせてあげないと子どもの集中力はとぎれてしまう、なんて思いがちだけど、ヨセミテでみたスクールでは登らせる前にまずみっちりビレーを練習させていた」ことに鮮烈な印象をもたれたようです。
自分なりのジャブは打ったのですが、肝心の「山野井泰史といく○○○活動」についてはどうしても切り出すことができませんでした。

結局、山野井さんがパッと引き立ちながら、じんわりと野外塾らしい特徴がにじみ出すような活動内容を考えつかなかったからです。
そして、山野井さんとお話ししているうちに、ご縁があればマッチングの機会はこれからいっそう熟してくるだろうという気がしたからです。
熟していない果実をいきなりもぎとるような「若気の至り」はしたくないな、と考えました。

そんなわけで、このブログをご覧いただけるみなさんのなかにも、熱烈な山野井さんのファンがいらっしゃると思います。

たとえば、小さなお子さんもごいっしょに山野井さんと山登りをできるとしたら…、沢歩きをできるとしたら…、クライミングをできるとしたら…!

どんな内容がいいですか? ご希望があれば野外塾のメールにぜひご連絡ください。
つぎに山野井さんにお会いするときに(いつの日になるかはわかりません!)ご提案してみます。

それにしても、先輩というのはほんとうにありがたいものです。
国井大先輩にこころから感謝申し上げます。

別ページでアップしますが、秋〜来春にかけてマジックマウンテンが提供する登山用品は垂涎ものがたくさん!
そして「若い頃には高価な登山用品に泣かされた」という国井さんならではの高品質・ハイコストパフォーマンスなラインアップがマジックマウンテンの扱い製品のゆるぎない特長です。
ぜひご期待くださいね。

2012年9月3日月曜日

閉山後の富士山、新五合目で門前払い。

須走にある富士浅間神社の狛犬。めずらしく子連れです。
わが子を千尋の谷に落として試す獅子を表しているのでしょうが、
私たちを試す富士山の神様に見てとれて苦笑しました。
御殿場温泉会館の駐車場から一瞬見ることができた富士山頂。
正直、くやしい。
9/2の登頂を目指した「閉山後の静かな富士山」は、7名の参加者と3名のスタッフあわせて10名で9/1夕に予定どおり出発しましたが、9/2未明から朝にかけて横風と本降りの雨が続いたために参加者の安全確保のため、富士宮口新五合目から引き返しました。

9/1正午時点での9/2の予報は、9/1夜半から天候が回復して日中は「晴れ時々雨」。
雨雲レーダーでの予報でもそれほど悪くなりそうになかったのです。
ただし、東風が吹くようになったため、独立峰である富士山の東面に雲がかかりやすくなっていました。

9/1・19時に御殿場で集合して大規模入浴施設で仮眠。
9/2未明にそこを出発して新五合目に向かうときには雨がやんでいました。

が!
朝3時前に新五合目に着いてからは風を伴った散発的な本降りに遭遇。
そして、4時過ぎからは継続的な本降りに。
頂上往復をするための時間を差し引いたデッドラインの6時でも降り止まぬ風雨によって、中止を判断しました。

そのあとは、須走にある浅間神社にみんなでお参りをして、御殿場駅から近い御殿場温泉会館で入浴。

入浴したあとは、大広間でまったりしながら唯一の集合写真を撮りましたが、なぜだかみなさんいい笑顔。
ここでお見せできませんが、中止になったのに「どーしてそんなにいい笑顔?」って感じ。

会館から出てきたら、速い速度で流される雲のあいだに、一瞬だけ富士山頂が。
今回、たった1回限り見ることができた山頂でした。

日本最高峰の富士山。
昨年は台風で中止になり、今年は登り口で門前払い。
なかなか手強いですね。

来年はもう少し時期を遅らせて、9月中旬〜10月初旬に行いたいと考えています。

みなさん、ほんとうにお疲れさまでした。
今回はほんとうに残念でしたが、日本一の富士山へ「静かな時期に」必ず再チャレンジしましょうね!