2012年12月30日日曜日

「台湾・鉄道&サイクリングの旅」下見。

台湾東海岸の主要都市・花蓮(ファーリェン)。
台湾の中央山嶺を背後に望む駅舎は、安曇野のよう。
台北市内から北の港町・淡水へ向かってのびるサイクリングロード。
老いも若きも、のんびりとサイクリングを楽しめます。
多摩川サイクリングロードを5倍くらい快適にした感じ。
上記サイクリングロードに沿って開いているカフェ。
こういう感じ、日本のサイクリングロードも見習ってほしい。
サイクリングロードに沿って、無料のクロカン練習場もあります。
民度高いなあ。
12/16から21朝まで、台湾に行ってきました。

目的は、数年の間に実行したいと考えている「台湾・鉄道&サイクリングの旅」の下見でした。

臺鐵(たいてつ・台湾鉄路)は、日本でいうならばJRです。
とはいっても、ていねいな表現をすれば「旧き良き時代の・労使紛争に明け暮れて国民の存在を忘れる前の」国鉄のような、礼儀正しくて、時刻に正確で、リーズナブルで、信頼できる国営鉄道です。台湾全土をぐるっと一周しています。
そのうえ、自転車をそのまま車内に持ち込める区間もあります(今回の下見でわかった限りでは台湾東部の花蓮・ファーリェンから台東・タイトン区間)。

日本では真冬のこの時期、台湾では臺鐵を使って降りる駅ごとに春風のようにあたたかく、やわらかな風が吹いて、それだけでも心身があたたまりました。

そして、臺鐵の便利さとあわせて楽しいのが、台湾でのサイクリング。
ジャイアントという台湾屈指の自転車メーカーが臺鐵主要駅近くで展開している直営店各店で、レンタサイクルをすることができます。

台湾は知る人ぞ知る、サイクリング天国です。
ほとんどの道で、自行車(自転車とスクーター)専用レーンがあり、「ほぼ」安心してサイクリングできます。「ほぼ」と註釈したのは、同じレーンを使うスクーターがけっこう飛ばすので、自転車よりもスピードが出るスクーターの運転手の判断に「運を天に任せる」必要があるからです。
また、自転車専用のサイクリングロードも、各主要都市で非常に整備されています。

台湾でのレンタサイクルで気をつけることは、
・右側通行であること
・右手が後輪ブレーキ、左手が前輪ブレーキであること(日本は逆)
です。

日本ほど飛ばす自転車が少ないので、初心者でも上記に注意すれば、楽しいサイクリングが楽しめるでしょう。

ただ、ジャイアントの直営店で借りるレンタサイクルに望むことは「一流のメーカーらしく、もっと自転車に愛情をもった整備をしてほしい」ということ。
ジャイアントのレンタサイクルは「格上單車」(ワンクラス上の自転車)といううたい文句なんですが、泥はねや油汚れがけっこうあり、そのうえにブレーキやシフトのフィーリングも、格上とはとてもいえません。

専門店なんだから、よい状態の自転車を乗る喜びを多くのひとに味わってもらう、というポリシーを持ってほしいと思います。

鉄道+自転車は本当に楽しい。
身もこころも自由なんです。
多くの人にこの楽しさを、ごいっしょに体験していただけたらなあ、と願っています。

2012年12月15日土曜日

下見はたいせつです。


自分がひとりで山に行くときは、地図や、いまならネットで下調べはしますが、下見はしません。
それがワクワク感につながりますから。

でも、参加者を連れてのアウトドア活動は別。

地球野外塾では、力量ある子どもたちのみに声をかけて実施する春休みのロングキャンプと前年に利用した山域での活動を除いて、すべての活動は下見を行います。

下見のメリットっていったいなんでしょうか。

いちばんは、注意を要するポイントを事前に把握できることです。
つぎに、スタッフが当日の活動の進行次第でアドリブを利かせやすくなることです。
参加者に対して、スタッフがアドバンテージをとれるんです。

もし、体調がすぐれない参加者が出たら…
もし、子どもたちの寄り道につき合い過ぎて、2時間に1本しかないバスの出発時間が迫ってきたら…

こんなとき、下見をしておけば、だいたいその後の対応のめどがつきやすいというもの。

有償であろうと無償であろうと、活動を主催するということには責任が発生します。
百歩譲って「堅苦しいことはいいっこなし」にしても、よりよい活動を目指せばおのずと下見という発想になるものです。

ひとりの目よりは、ふたりの目。
ふたりの目よりは、三人の目。
あんまり下見の人数が多くても「船頭多くして舟山に登る」というように収拾がつかなくなりますが、可能ならば、当日の役割が異なる何人かの目で下見を行いたいものです。

以前、大田区のある小学校から林間学校のスタッフを依頼されたことがありましたが、活動の1週間くらい前でも下見が行われておらず、また林間学校当日までに下見を行うことができないというお話だったので、お断りいたしました。
学校などでも、こんなことが実際にあるということを知って、正直驚きました。

明日から台湾に旅に行ってきます。
GIANTという台湾のナンバーワン自転車メーカーの直営店などで、レンタサイクルをできるので、そのレンタサイクルを借りて台湾南部を中心に回ってくる予定です。

これも、数年のうちに台湾レンタサイクル旅行を活動にするための下見です。
いつかみなさんとごいっしょに台湾の大自然のなかをレンタサイクルで回る、その来る日に備えて可能な限り実践的に回ってきます。

今日は少し熱っぽいのが心配です。
では、帰ってきたら、また報告をあげますね。

2012年12月11日火曜日

早春の風物詩「江戸前 海苔作り体験」募集開始!


元海苔漁師の田村保さんから、1950-60年代当時のままの道具と工程で海苔作りを教わります。
豊かな自然と、ひとの創意工夫から生み出された最高品質の手作り海苔。
いまなお東京湾で作られている「海苔」について理解する絶好の機会♪

'13 2月17日(日)雨天中止
おかげさまで定員に達しました。本当にありがとうございます。(1/10)

海苔作りは昭和37年(1962年)まで大田区羽田の重要な産業でした。
海苔を刻んで水に溶き、升で木枠に流し込む作業は「海苔つけ」と呼ばれ、海苔作りのいわばハイライト。
当時、11月から2月にかけて厳寒の未明に行われた手仕事を、当時のままの道具とワザでみなさんに追体験していただけます。
自分で作った海苔が天日で乾くのを待つあいだは、自分で海苔巻を巻いて召し上がってください。
東京湾の反対側・木更津産の最高級海苔のおいしさを体験してみてください。
(当日は木更津産の最高級の生海苔を使用します。)
日当たりがよい穴守稲荷神社の境内で、この季節ならでは!の体験を楽しんでくださいね!

集 合:京浜急行空港線「穴守稲荷駅」改札外08:00
参考:京急蒲田駅から穴守稲荷駅までは京急羽田空港線で約5分です。
※快速特急は停車しませんのでご注意ください。

2部制です。
【第1部】 08:00から13時まで。 体験と食事
【第2部】 第1部終了後、田村さんからより詳しい話をおききする座談会(13時過ぎから約1時間)。
・体験を重視される方は、第1部が終了したら自由にご散会いただけます。
・第2部は、自由な雰囲気の中で田村さんから当時の海苔作りの創意工夫のようすをより詳しく、わかりやすくおききします。
・料金は第1部のみご参加の場合、または第1部、第2部併せてご参加の場合も同料金です。
解 散:第1部:13時過ぎ 第2部:14時過ぎ

会 場:穴守稲荷神社(京急・穴守稲荷駅から徒歩5分)。
対 象:小さなお子さんからオトナまでどなたでも。
 ※未就学児だけのご参加はできません。保護者とごいっしょでご参加ください。
参加費:(食費込)中学生以上3,500円(4歳以上小学生まで3,000円/3歳以下500円)
定 員:35人 締切:2013 2/14(木)
活動の目的
・日本の伝統食・海苔のことについてもっと知って、親しもう!
・当時のままの海苔作り体験をつうじて、手仕事を見直そう!
持ち物:
明日は朝方に冷え込みます。防寒をしっかりとしてくださいね!(2/16)
・あたたかい服装と履きなれた靴
・タオルまたはハンディタオル(水を使うのでこまめに使えるように。)
・箸・お皿・おわん→割れなくて軽い樹脂製がお勧めです。
(使い捨て食器をなくすためご協力ください。)
・自分で作った海苔を持ち帰るためのビニール袋(19cm×22cm以上)
・レジャーシート(野外での荷物置き用)
・筆記具
日だまりですが風が吹くと冷えますので服装にご配慮ください。
昨年のようすをご覧いただけます。→こちら
ご協力:田村保様 穴守稲荷神社様
主 催:NPO法人地球野外塾

【お申込者用書類
 キャンセル規定などのご確認事項(お申込にあたり必ずお読みください)
PDF版(88KB)
お申込書
エクセル版(29KB)  
PDF版(32KB)


お問い合わせはお気軽に電話 03-3785-4617 

2012年12月10日月曜日

風に負けずに切ったり、曲げたり、貼りつけたり!

ツルを集めて…
きれいな実をみつけて、切って…
丸めたツルに飾りつけをすると…
ほら! こんなにきれいなリースができるんです。
昨日12/9(日)、11名のご参加者と2名のスタッフあわせて13名で多摩川のほとりで「作って飾ろう! ハンドメイドクリスマスリース」が無事終了しました。

天気はとてもよかったのですが、時折、南西の風が強くて、うっかりするとからだが冷えるような天気でした。
でも、日だまりになる活動場所であったこと、風よけにタープを用意したこと、そしてなによりもみなさんが元気だったことで、今年もまたすばらしいクリスマスリースがたくさんできあがりました。

まずは葛(くず)のツル集め。
ツルを引っ張ったそのはずみでシリモチをつくのを楽しがっていた女の子や、嬉々として剪定(せんてい)ばさみを使ってツルを切ってくれた男の子が「場」のムードを作り出してくれました。
そして、そんななかでも熱心に作業していたのは、昨年も参加してくださったお父さん。
さすがに一日の長がある行動でした。がんばった甲斐あってボリューム感に満ちたちから強いリースができていました。

ツルを集めたら、くるくるっと丸めていきます。
はじめてのみなさんはコツがつかめないようで苦戦していましたが、「(編み上げる)ツルが生み出すゆるやかなリズムをたいせつに」というアドバイスをしたら、とたんにじょうずになっていました。
今年のツルは、小さく丸めると途中でポキポキ折れてしまいがちだったので、やや大振りに丸めるとうまくいきました。

丸め終わったら、いよいよ飾りつけです。
木の実や松ぼっくりなどのような自然の素材と、デコレーションテープのように「人が作った」素材の組み合わせがすごく合うのです。

子どもたちは、スプレーで色をつけることが気に入っていたようでした。
そうそう、なんでも好きなようにやってみるのがいいんです。

午後3時になると、日は大きく傾き、夕方らしい冷たい空気感が満ちてきます。
しおどきですね。

冬日に照らされて、できあがったそれぞれのりっぱなクリスマスリースが輝いていました。
今日はもうそれぞれのお宅のドアやお部屋のなかに、それらのリースが掛けられているかと思うと、なんだか感慨深いです。

買ってきたリースに思い入れをもつのは、たとえそれがすばらしいものだとしてもたいへんむずかしいことです。
でも、一日かけて親子で作ったリースは、それを見るたびに作ったその日を思い浮かべ、また作った家族を思いやるきっかけになることでしょう。

地球野外塾が主催する公式イベントは、この日の活動で今年はすべて終わりました。
来年もまたご家族の絆を確認したり、お互いの姿を再発見したりできる活動をこころがけます。

今年一年、活動にご理解いただけたすべてのみなさんにこころから感謝申し上げます♪
メリー・クリスマス。

2012年12月8日土曜日

多摩川に下見に行ってきました。

冬でもこんなかわいい実がなる木がはえてます。
強い南西の風に吹かれる柳ときれいなオレンジ色の実。
冬にこんな景色をみるだけでも、自分は心豊かなきもちになります。
明日は、参加者のみなさんとこんな気持ちをシェアしたいものです。 
昨日の夕方。鳥はねぐらに帰り、子どもは日暮れを惜しんで遊ぶ。
そして富士は冷たく高く彼方に聳える。
昨日の午後と、今日の2回「も」多摩川に下見に行ってきました。
明日は、「クリスマスリースづくり」の活動があります。

何年も同じところでやっていますが、やっぱり自然。
毎回、ようすが違うのです。
とくに、2009年の夏に大きな台風に見舞われて、多摩川河川敷一帯が水に洗われて以来、この地もようすがだいぶ変わりました。
だから、毎年、下見は欠かせないのです。

昨日は午後遅くからだったので下見最中に日暮れてきてしまって、リースの飾りになるような木の実がじゅうぶん確認できずに時間切れ。
今日は午前中から再確認にいってきました。
ちょっと手際が悪かったのですが、とにかくなんだか忙しくて、時間の合間をみつけるのがたいへんでした。

でも、今日の下見で満足できました。
こういう気持ちで当日を迎えるか、あるいは下見不足でビクビクしながら当日を迎えるか。

その違いは大きいですし、野外塾の活動のクオリティにも影響してきます。
「愚直」といわれようとも、この姿勢は原点としてもっていたいものです。

それでは、明日は早いのでもう寝ます。
今晩はゆっくり寝られそうです。

2012年12月2日日曜日

笑顔にまさるいい顔は「真剣な顔」。

ロープクライミングの安全説明を聞く子どもたち。
すごく真剣。
12/1(土)、定員ちょうどの8名のご参加者と2名のスタッフ、そしてNPO法人アラジンクライミングの小川さんといっしょに「はじめてのクライミング&スラックライン」が無事終了しました。

今年最後のクライミングとスラックラインの体験会でしたが、みなさんの「真剣な顔」が印象的ないちにちになりました。

この日のみなさんの特長は、「イメージを具体的に自分のからだの動きにすること」がじょうずなひとばかりでした。
ほかのスポーツと同様に、クライミングもスラックラインも「安全に楽しむ」ためには、イメージのちからがとても大切だと思います。

たとえば…
クライミングでは
・できるだけ手を伸ばして石をとる
・ぐっと足で立ち上がる
スラックラインでは
・足下を見ないで、目線を遠くにおく
・バランスをとる手は視界に入る位置にする
・ラインに立つときにはすっくと凛々(りり)しく立つ

なーんていうコツやイメージをお伝えしたのですが、これってジツはその場になると意外にむずかしいんですよねー。
だって、自分の姿って自分ではみえないですから。

でも、みなさんとってもマジメに取り組んでいました。
与えられたイメージを自分のものにしようとするとき、みなさんまるで「瞳の中にターゲットをとらえた」ような目つきをしていました。

だれでも笑顔は確かにいい。
でも、真剣な顔は笑顔に増して素敵だと、私は思います。

私たちは、自分も含めて、ほんとうに真剣に集中できる時間は意外に少ないもの。
120パーセントのちからを出した、というのはモノのたとえで、100パーセントがMAXですから、120パーセント出したと思っても、ホントはそれまで95パーセントしか出せていなかったのです。
日常では80パーセントから90パーセントのちからを継続的に出せれば、すばらしいパフォーマンスだといえます。

クライミングのように「擬似・死ぬかもしれない」体験のときには、意識せずに持てる最大のパフォーマンスがでるものなのですね。

今日当たり、親御さんはみなさん筋肉痛に苦しんでいることと思います。
それは、知らぬ間に最大パフォーマンスを発揮した証拠です。

みなさんが「真剣になれたひととき」は、そのままみなさんがすばらしく輝いた瞬間です。

2012年12月1日土曜日

子どもたちは「自分の役割」を待ってます!(そしてこちらは大助かり!)

ネコ車押しの役割は子どもたちの勲章!
めんどくさい薪のしわけも子どもたちにとってはゲーム。
これまた面倒な薪を折る作業は子どもたちにとっては力試しのチャンス。
11/25(日)、19名のご参加者と3名のスタッフで、今シーズン2回目の「スワンボートで行こう! はじめてのたき火料理」が無事終了しました!

進行については、1週間前のこの活動と同じでした。 → こちら!

2週間にわたるこれらの活動であらためて強く感じたことは、「子どもたちは自分の役割を待っている」ということです。

とくに好奇心が強いお子さんにこの傾向はいっそう強いと感じます。

ある親御さんから、この活動のあとにメールをいただきました。

ちょろちょろして子どもたちがご迷惑をおかけしましたが、
優しく受けとめていただいて、子どもたちもとても楽しかったようです。
ありがたい内容でした。
でも、自分としては、子どもに「やさしくする」感覚は、じつはあんまりないのです。
ましてや、子どもに迷惑をかけられたことは、ほぼないです。

代わりに
「子どもを子ども扱い、お客様扱いしない」
「年齢にあわせた表現をする」
ことはこころがけています。

ときには、ちょっとむずかしい仕事を頼んだり、今となってはあんまり使われない単語や抽象表現も使います。
はじめての仕事で手こずったり、はじめてきく言葉についてその言葉をきいた場面から推測してどんな意味なのかを考えることも子どもにとっては刺激になります。
ただ、安全説明だけは平易な言葉づかいをしなくてはなりませんね。

さて、子ども扱いしないと、子どもはマジメにこちらに聞く耳をそばだててくれるようになります。たいせつなことを聞き逃すと自分の身の安全にも関わってきます。

上記の「ちょろちょろ」するお子さんの例ですと、彼は小1でしたが枯れ木をいっぱいに積んだネコ車を押したい、とゴネてました。
やる気満々なのですが、それはさすがにムリ。
だから、「車から落ちた木の枝を拾ってきて。そうするとこのあともう1回こなくてすむので助かる」と話すと、とってもていねいにその仕事をしてくれました。

ほかのお子さんにも同じことがいえます。
自分としては、彼らに対して最後に「頼むよ!」とお願いすることがキラーワードだと思っています。

お子さんが、どう考えてもむずかしそうな仕事(危ない仕事)をしたくてゴネまくっているようなとき、多くの親御さんが意外に「だめっていっているでしょ!」という「寸鉄人を殺す」ネガティブキラーワードを使ってしまいがちです。

でも、お子さんが「うれしくってイチコロになる」ほんとうのキラーワードはなにかの仕事を与えて「頼むよ!」とひとこと念を押して任せてみることだと、私は思います。
そして、なによりも「私たちオトナは楽をできる」のです。

ぜひ、試してみてくださいね!