水遊びにライフジャケット!!


まもなく水遊びが楽しい季節がやってきます!
しかし、水遊びが「水の事故」と表裏一体であることも忘れずに。

【水難事故の厳しい現実】

昨年6月に警察庁が発表した2011年(現時点で事実上最新の公的統計)の水難事故は1396件でそのうち795名が水死。
うち、中学生以下の水難事故は188件でそのうち59名が水死しています。
水難事故は、その発生件数に比して死亡率が高いのがこわいところ。
溺れたままだと「3分で死亡につながる危険な状態になる」と考えるべきです。

【ライフジャケットで溺れを防げる

「溺れ」を防ぐのにもっとも効果があるのがライフジャケットです。
ライフジャケットはその浮力で頭部が水面にでるように設計されているので、たとえ白波が立つような川に流されても呼吸が確保されます。

川はもちろん沼や湖などでは「水辺に行くだけ」でもライフジャケットの着用を。
水辺に行って足をつけたくなったりするのが人情というもの。
しかし川では藻などで足を滑らせばアッという間に水流の中心にもっていかれる恐れがありますし、沼や湖ではぬめる岸辺へ這い上がれないうえに生えている草に手足をとられる恐れがあります。

海水浴でもライフジャケットをつけましょう。
不運にも沖に流されても、落ち着いて救助を待てます。

【ライフジャケットの選び方・買い方

心強いライフジャケットは「どのようなものを、どこで、いくらぐらいで」買えるのでしょうか?

1. どんなものがよいか?
  • 発泡材でできているベストタイプのもの。小型ボンベで落水時に自動的にふくらむものや、国交省が定める船舶用規格に適合するものなどじゃなくてもダイジョウブ。ただし以下に記したようにライフジャケットの浮力がわかることがたいせつです。
  • 浮力が明らかにわかるもの。具体的には幼児は体重の1/7程度、小学生以上ならば体重の1/10程度以上の浮力があることが望まれます。きちんとしたライフジャケットならば、タグやライフジャケットの内側に必ず記載されていますのでご確認ください。
  • からだにフィットするもの。幼児用、子ども用などのサイズがありますので、お子さんに合うサイズのものを試着して決められるようお勧めします。幼児用は股紐(またひも)がついていますが、必ずこれを股のあいだをとおして装着してください。そうしないと、落水時にライフジャケットだけが浮力ですっぽ抜けて、肝心のお子さんが水没する恐れがあります。
出典:「子どもたちにライジャケを!」
2. どこで買えるか?
釣り具屋さんに種類が多いです。
量販店や総合スポーツショップ、ネットでも売っています。
ただし、お買い求めになるときには上述のように浮力やフィット感を確認できるのがいちばんよいです。

3. いくらぐらいか?
1000円台から3000円台でお買い求めいただけます。

ちなみに、こんなサイトがあるので、ご案内いたします。
「子どもたちにライジャケを」

地球野外塾でも子どもたちのライジャケ装着を全面的に応援しています。

今夏は奥多摩の沢の深い淵や流れで実際にライフジャケットを試してみませんか?

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