2013年11月29日金曜日

先週末の「はじめてのたき火料理」無事終了しました!

子どもが小さく見えるようなデカい鍋でパエリア作り。
とても助かりました。
錦秋の湖を連なって進むスワンボートたち。
どこか間が抜けていてダイスキな光景です。
操艇は子どもたちの大人気。
そしてありとあらゆるお手伝いも子どもたちの大人気。
試行錯誤して焚かれたたき火に愛着さえ湧きます。
「みなさんが作りあげた」パエリア。
たくさん召し上がってくださいね。
お持ち帰りも含めて完食100%だった料理。
ありがとうございました。
先週末23日(土)、24日(日)の2日間、絶好の好天に恵まれて初日に19名様(うち8名様がお子さん)と2名のスタッフ、続いて18名様(うち9名様がお子さん)と3名のスタッフ、それぞれ21名で「スワンボートで行こう! 湖の奥ではじめてのたき火料理」が相模湖で無事終了しました。

11/10は15名様のお申込者がいらっしゃったにもかからわず悪天でお流れになってしまっただけに、23日の早朝から朝日が照ってくれているのはほんとうにうれしく感じました。

車窓から遠くに真っ白な富士山を見ながら相模湖駅に着。
快晴ほぼ無風のなかをスワンボートでキャンプ場に向けて出発。
何艇も連ねていくと壮観です。
いつものようにキャンプ場一番乗りを目指してデッドヒート。

錦秋のキャンプ場であったかい飲み物でひと息ついたら、エンヤコラと薪を集めて、よいしょと大きさごとに仕分けして、たき火。

この日のメニューは
・アトランティックサーモンときのこのパエリア
・チキンと白インゲンのトマト煮込み
・水菜とパプリカのサラダ
・オムレツ
・焼き芋とフルーツ
でした。

天候に恵まれたうえに、まるでオーケストラのようにみなさんが効率的・自律的にお手伝いしてくださったおかげで両日ともかなり難度が高い進行を支障なく進めることができました。

私たちの活動のなかでも、このたき火料理の活動と、2月に毎年行う「江戸前海苔作り体験」はとくに進行が難しい活動です。
ご参加者は一定の時間のあいだに異なる要素を含んだ動きをいくつもするからです。
そのときに、ご参加者が当事者意識をもっていらっしゃると、とてもスムーズに進行できます。ひとが「自分で考える」ことというのは、それほど大きなちからをもつのです。

小さなお子さんでも決してその「考えるちから」をあなどることはできません。
むしろ、そうした小さなちからを信用しないで主催者が「これはこっちでやってしまったほうが早い」と思って進行すると墓穴を掘ります。
自分のちからには限りがある、ということをよーく実感できるのが、こうした活動です。
いっぽうで、ご参加者は自信をもつことができます。カンタンな作業にも工夫する余地や小ワザ(ティップス)が潜んでいて、それを実際に体験することができるからです。

後日ご参加者様からメールをいただきました。
おはようございます!
日曜日はとても楽しい時間を過ごすことができました。
主人もアウトドア満喫で大満足でございました。

帰宅しても焚き火のいい匂いがしてました。
焼きいもやりんごの味をまた思い出していました。
お天気も最高でした!

こんにちは。先日は楽しい1日をありがとうございました!
写真もたくさんあってうれしいです。
当日はなかなか写真を撮る余裕がなかったので。
ちなみにNo.81のツーショット、最高にほほえましいですね♪

子どもたちのことも覚えていて下さってうれしかったです。
日ごろ子どもたちとアウトドアを楽しみたいと思いながら、なかなかそのチャンスを多くもてずにいるので、今回のように海老澤さんたちがプロでユースして下さるからこその貴重な体験をさせていただけたことは、本当にありがたかったです。

家に帰ってからも、たき火の残り香を楽しみつつ、子どもたちは「たきぎ拾い楽しかったね」「りんごおいしかったね」「お兄ちゃんたち、すっごい高い所までのぼってたねー」などと思い出話に花を咲かせていました♪

先日のたき火の活動では大変お世話になりました.
とても良い体験をさせていただくことができました.

下の息子はもちろん,長男も(表からは見えにくかったかもしれませんが)とても楽しんでいたようです.
特に長男はお芋の美味しさにはかなり衝撃を受けていました.
そしてもちろん夫も(やはり名誉の接収はうれしかったようです(笑))

このところ部活やら仕事やらで家族全員でそろって遠出するということがずいぶん減ってきていたので、久しぶりに家族そろっての充実した時間を過ごすことができて大変感謝しております。

また予定をにらみつつ,参加させていただこうと思っております.
私自身,都会育ちであるものの,毎夏田舎でつんできた体験が原体験となり,いまの自分をかたちづくっていることを感じておりますので子どもたちにも少しでも多く体験をさせてあげたいと思っています。
このような活動を通じ,素敵な体験を分けてくださる海老澤さまはじめスタッフの方に心より感謝申し上げます。 
                   
 明日30日のたき火体験もまだ余裕があります。 詳細は→ こちら!
駆け込み大歓迎!
明日も天気がよいみたいです。急にたき火がしたくなっちゃったひとはぜひごいっしょくださいね!

2013年11月20日水曜日

新年恒例。「多摩川で新春50kmサイクリング」募集開始!

おかげさまで定員に達しましたが、自転車お持ち込みの方はまだお申込承れます。(12/12)
お正月でなまったカラダを目覚めさせよう!
つめたく清らかな年明けの空気のなか、多摩川に沿って50kmサイクリング。
ご家族や仲間といっしょに、多摩川河口0m地点を目指そう!

解散後、ご希望の方はスタッフと和泉多摩川の銭湯に入りましょう。
カラダが芯から暖まってこれがまたサイコーなんです!
'14 1月12日(日)雨天中止

昨年の同活動のようすは → こちら!

集 合:09:00 小田急線・和泉多摩川駅北口(16時過ぎ頃同所で解散予定)
20km地点の羽田でギブアップすることもできますから、安心してトライできます!
※集合/解散が同じ場所なので、車などで自分の自転車を持ち込むことができます。
対 象:小学2年生くらいからオトナまでどなたでも。
参加費:5,000円/人(レンタサイクル代、保険代含む)
※自分の自転車持ち込みできます。参加費からレンタサイクル代実費2,000円割引します。
行 程:和泉多摩川駅から寄り道しながら羽田の穴守稲荷神社へ! 多摩川の0mを確認したら、また寄り道しながら(笑)和泉多摩川駅へ。 ストイックに乗らず、楽しく50km自転車に乗る「自転車ハイキング」じたてです♪
定 員:10人(最少催行人数3名) 締切:2014 1/9(木)
活動の目的
・さむうい季節でも運動しよう。
・長い距離を移動できる自転車の可能性と自分のちからを再発見しよう。

1/12は好天ながら冷えそうです。防寒と万一の転倒時に備えてください♪
持ち物:→◎ぜったい! △あればよりよい
◎以下のものを全部入れられる小さいザック
◎すぐに脱ぎ着できる上着、とくに防風素材。
◎タオルまたはハンディタオル
◎飲み物(ペットボトルなどに入れて500ML以上)
◎軽食(お菓子やスナック、菓子パンなど)
◎昼食(サンドイッチやおにぎりなど)できればカンタンにいつでも食べられる大きさのおにぎりやサンドイッチ。
◎長ズボンのひとは(ベルクロなどの)裾止め
◎小銭(1000円くらい)途中のコンビニで栄養補給したりできます。
◎ヘルメット
◎サイクリンググローブ(なければ滑り止めつき軍手などあまりブ厚くない手袋)
△ビーニー(耳まで覆えるスキー帽のような帽子。ヘルメットの下にかぶれるのが望ましい。)
△ホカロンみたいなもの
△小さな魔法瓶
詳しくはつぎをご覧ください。→ こちら!
※わからないことはご遠慮なくお問い合わせくださいね。

主 催:NPO法人地球野外塾
ご協力:有限会社サイクルリンク


【お申込いただくみなさまへ】
キャンセル規定などのご確認事項(お申込にあたり必ずお読みください)
★お申込者用書類とご留意点

 お問い合わせはお気軽に!
お電話/ファクス 03-3785-4617

2013年11月19日火曜日

「太平洋で見よう! アイソン彗星」募集開始。

イラストは現段階の予測に基づいたイメージです。
おかげさまで定員に達しました。(12/3)→彗星消滅により中止。(12/5)
悪天ほか天体観測条件が悪いとき、彗星が消滅したときは中止
★お申込いただきました方々へのご連絡
・NASAのHP上で11/28「アイソン彗星は近日点に到達する前に消滅したようだ」という主旨の記事が掲載されました。 → こちら
まだ確認がとれていないので、引き続き経過を追ってまいります。
みなさんもぜひ経過を追ってみてください。たとえ彗星の消滅とともにこの活動が消滅したとしても、そのアクション自体がきっとよい体験になることでしょう。(11/29記)
・引き続き現在経過情報収集中です。詳しくは → こちら
(12/3記
・アイソン彗星の消滅を確認しました。現在光度を増しつつあるラブジョイ彗星の観察に変更を考えましたが、当初アイソン彗星に期待したような大きさは期待できないと予想されるため、本活動は中止します。(12/5記)

アイソン彗星は肉眼で見られる今世紀最大の彗星になるのではないかといわれています。
東南東に現れる可能性があるアイソン彗星を、視界をさえぎるものがない太平洋から望む試みです。
予測によれば当日は彗星の明るさと角度のバランスがよい日。
見られれば幸運、見られなくてもチャレンジの価値あり。
スーパー銭湯でゆっくり休んだら未明の海岸へ飛び出そう!

'13 127(土)夜ー8(日)朝9時(予定)
集 合: JR東京駅銀の鈴18:00またはJR外房線・茂原駅東口19:45
対 象:かんたんな安全説明を理解できる年長さんくらいから大人までどなたでも。
ただし未明の海岸で2時間くらい寒さに耐えられる方。
親子連れでもおひとりでもご参加できますが小3までのお子さんは必ず保護者とともにご参加ください。
活動地:千葉県長生村
参加費:
彗星を見られなかったら… 1,500円
・彗星を見ることができたら! 3,500円
朝食(パン類、カップ麺類、ホットドリンク類)と保険料込。
ご自宅からの往復交通費(参考:東京駅から茂原駅までおとな1,280円)と施設利用料実費(おとな2,930円、小学生以下1,365円)別途個人負担。
定 員:15人20人程度(最少催行人数8人) 締切:12/5(木)
活動の目的
寒い季節でもワクワクできる目的をもって自然に親しもう。
持ち物:以下すべて必携
・暖かい服
汚れてもよい靴
以下のお荷物が入るザック
・携帯できるイスや断熱材でできた折りたたみザブトン
・レジャーシートやサバイバルシート
・マイカップとマイ箸
手袋やスキー帽のような帽子、マフラーなど防寒小道具
・使い捨てカイロなど
飲物(ペットボトルがいいです)
すぐに食べられるお菓子類や小腹が空いたときの軽食類
タオル
携帯電話など貴重品の濡れ対策ビニール袋
雨具(ねんのため。セパレート型が動きやすい!)
ヘッドライト
準備しておくと楽しいかも!
・iPhone用無料アプリ「アイソン彗星を見よう」
 インストールは自己責任でどうぞ。
・android、iOS用無料アプリ「Comet Book」
 インストールは自己責任でどうぞ。
・8〜10倍程度の固定倍率双眼鏡(口径30〜50mm程度)
活動日の予定
20:00 スーパー銭湯へ直行するバス乗車(無料)
20:30 施設に入館、たっぷり入浴と仮眠をとってください。
翌朝5時 完全装備で海岸に移動して彗星待ち。 
8時 海岸から移動。茂原駅へのバス乗車。
9時 茂原駅で解散。東京方面の方は東京駅まで同行します。

★お申込者用書類(お申込書/キャンセル規定)
エクセル版(29KB)
PDF版(32KB)
キャンセル規定(PDF 88KB)
お問い合わせはお電話/ファクス 03-3785-4617

2013年11月18日月曜日

「晩秋の奥多摩ナイトハイク」無事終了!

最近のナイトハイクとしてはめずらしい好天に恵まれました。
武蔵五日市・金比羅神社手前の広場からの夜景。
「弟を写したい!」と請われてカメラを貸した小3兄貴のショット。
すばらしい。 
たき火を熾してもらいましたが、まるで「バベルの塔」。
さまざまな「ガセネタ」が飛び交ってなかなか火がつきませんでした。
はじめから教わったんじゃ身につきません。
パン生地を伸ばす。
子どもたちはそんな作業でも創造力を発揮します。
オムレツはフライパンのさきっちょをじょうずに使うのがコツ。
すぐにコツを飲み込むのも子どもならでは。感心しました。
子どもの頃から「こんな朝食を食べたい!」と思っていました。
そんな朝食をみんなで実現するのは楽しいことです。
まるでイギリス人のようにポケットへサンドイッチを忍ばせる(笑)
その発想が憎めない。
先週末の11/16夕から17午前中にかけての「晩秋の奥多摩ナイトハイク」は好天に恵まれて5家族17名様(うち小学生以下が9名様)のご参加者と4名のスタッフあわせて21名で無事終了しました。
待宵月となったこの日は雲間に月が見え隠れ。夜遅くなるにしたがって雲がとれて月明かりで影ができるほど。
また、獅子座流星群の影響でしょうか、オレンジ色の尾を長く引いた流星を数秒間も見ることができたり、空気が澄んだ晩秋ならではの夜を楽しむことができました。

秋の山中は日暮れとともに急激に寒くなります。ヘッドライトのほか、ビーニーや手袋をすぐに取り出せるようにして出発。完全に日暮れた急坂を登りきると金比羅神社手前の開けた場所からは五日市の街はもちろん、多摩丘陵を隔てた都市部の灯もよーく見えました。
登りも下りもナイトハイクはいつものとおり地図を手渡してご家族ごとに先頭を順番に歩いていただきます。
先頭を歩く体験は、後ろについて歩くのと違って格段に当事者感が湧きますから。
自慢じゃないですが、事前にバッチリと下見をしておくからできること。
「あとどれくらいで着くの?」というお約束の質問にも、地図を見て「いままでこれだけの距離をこれくらいで歩いてきたから、あとどれくらいだと思う?」とヒントを与えれば自ずと答えを出すものです。

滑りやすい急坂を注意しながら下山。
ハラペコ虫をおさえて到着した古民家での夕食は、きりたんぽ鍋。
すぐに夕食を食べられるようにスタッフがひとり準備して一行の到着をお待ちしてました。
そんなわけで夕食ではお手伝いすることがほとんどなかったので、お手伝い熱にうかされた子どもたちに、朝食作りはたっぷり手伝ってもらいました。
いつも思いますが子どもたちの「ひとの役に立ちたい」願望を満たしてあげることは、こうした活動のたいせつな役割です。
朝食は粉をまぜてたき火で焼いたパンを用いたパニーニとスープ。
パニーニにはさむオムレツ作りも、コツの飲み込みがよくてこちらがびっくり。
オムレツをひっくり返すいちばんの勘所もサマになっていました。

6時起きで準備して朝食にありつけたのが8時過ぎ。
風がなかったので日当りがよい東向きの広場は朝からポッカポカ。
昨夜のきりたんぽ鍋の余りも朝の食材も完食でしたから、片づけもラクチンでした。

後日ご参加いただいたお母様からメールをいただきました。
奥多摩ナイトハイク、家族の良い思い出になります。
普段から地球野外塾さんのブログを拝見しておりまして、海老澤さん達のこだわりと ホスピタリティが素晴らしいと感じていました。実際に体験してみると、想像以上でした。

自分で地図を見ることで主体的な体験になったこと、適度にハードで適度に楽しめるコースだったこと、宿についてから用意されていたホットドリングの種類の多さとか、おいしい夕食、
子供たちが失敗しても見守ってくださったたき火、ぜいたくな朝食、などなど心から感謝です。
まさに体験のおもてなし、ですね。
早速、友達にも紹介し私のフェイスブックでもシェアさせていただきました。
今後ともいろいろな活動に参加させていただきます。

振り返ると、野外塾の活動は「小さな頃にこんなことやっておきたかったな」と思いながらオトナになってしまった私たちが、子育て真っ最中の親子さんにご提案したいことばかり。

「深まる秋にこんな一夜を親子で体験しておきたかったな」と願いながら企画したこの活動にご共感いただけた参加者のみなさん、ボランタリーに活動をサポートしていただいたサポートスタッフのおふたり、そしていつも好意的に活動を側面支援してくださる協同村さんに、改めて深く感謝申し上げます。

2013年11月12日火曜日

野宿の三段活用。

若い人たちのなかにはテント泊よりも野宿のほうが好きなひとも意外に多い。
野営と野宿は違う気がします。

野営は、野宿に較べてまだ条件がよいイメージ。
テントを張ってプライベートな環境をかなり確保できて、雨露もじゅうぶんしのげる。

野宿は、場合によっては着の身着のままで、とりあえず寝るのになんとかなるプライベートな空間を探して、あたかもそこの一部になりきってとりあえず朝を寝て待つ。
でも、なにか突発的な事態に備えて熟睡の域には達することがなかなかむずかしい、という感じでしょうか。

野宿には3つのパターンがあると思えます。

1 緊急避難的野宿。
なーんにももっていませんが、日が暮れてこれ以上の行動は危険あるいは交通機関などの制限によって無理、ってときにアタフタとその日の寝る場所を探す。

2 「まーいいや」的野宿。
そもそも行程自体がなんとなーく無理っぽいのに、突っ込んでやっぱり野宿。
でも野宿の心構えだけはなんとなーくできていたので、日暮れ前にもう「あそこに泊まろう」という目星をつけられて、トイレや水の場所、そして食糧さえも確保できている。
なかには野宿を楽しむために好き好んで選択するひともいる。

3 戦略的野宿。
軽量化のためにテントなんてもっていかない。または安く泊まることができる宿やキャンプ場がないために、旅の計画段階から野宿をできる場所を織り込んでいる。

野宿って、いまや遵法的に考えるとグレーゾーンになりました。
昔はかなり大目に見られていましたが、とくに、オウム真理教事件のあとは地方でも野宿していると通報されたりしましたし、おまわりさんの巡回が厳しくなって誰何されることも増えました。

しかし、いっぽうで辻まこと著「多摩川探検隊」に記してあるように、野宿になるかなるまいか、の子どもに対して「大したものだ」という評価が下されることもなきにしもあらず。
あのいやな事件から時間が経ち、野宿に関しては苦笑とともに大目にみていただける場合がふたたび増えてきている気がします。
野宿が大目にみられるようにするためには、とにかく野宿がひとに迷惑をかけないことに尽きます。ゴミを残したり排泄をしないことはもちろん、野宿した地が人家に近いときには周囲よりも早く起きて野宿した痕跡すら残さない気配りが大切です。
野宿においては立ち居振る舞いに対して凛とした心構えが必要で、それが自分の身の安全と将来にわたる野宿への寛大なお取り扱いにつながるのです。

自分としては、子どもたちには一度でもいいから野宿を体験してほしいと思っています。
当たり前のように蛇口からお湯が出る、あったかいお布団があることが、どんなに「ありがたい」ことか、よくわかるからです。

2013年11月11日月曜日

封筒型寝袋の新しい潮流。


寝袋には、大きく分けてふたつのタイプがあります。
形でわけると、ミイラのような形になるマミー型と、シャキーンと長方形な封筒型。
保温材でわけると、温かくて小さく収納できるけれど高価な羽毛入りと、その逆の合成繊維入り。

従来、封筒型の寝袋は初心者用として扱われており、羽毛入りは見当たりませんでしたが、このところ羽毛を使っている封筒型寝袋が出回っています。
封筒型寝袋は、寝るときに首元がぱっくり開くことと、足下を絞っていないので断熱効果が十分でないため、たとえばボックス型のバッフル(寝袋内で断熱材を小分けにして格納する小室)を採用したり、首回りをドローコードで締めることができるようになっていたり、と対策を練って、封筒型ならではの(マミー型に較べてよりお布団に近い)リラックス感を重視しながらも断熱性も得ようとしています。

その最高峰が国産メーカーNANGA(ナンガ)から発売されているドリームナチュレというモデル。ともに厳冬期でもいけそうなスペックを誇ります。いい値段しますが、ウェブマーケットでの実勢価格は数万円単位で安くなっています。
そして同じく国産メーカーISUKA(イスカ)から出ているダウンプラスレクタ350というモデルとダウンプラスレクタ200は、お値段もスペックも、多くのキャンパーにとってより現実的。

そして、エアマットで有名なサーマレスト社からもべンチュラダウンコンフォーターという新しい発想の寝袋が発売されました。
こいつは、寝袋にエアマットを連結して敷き布団にしてしまいます。

これらに加えて、たとえばCocoon(コクーン)社のシルク製ライナーを併用すれば、アウトドアで一日中汗や泥にまみれたウェアで寝袋に滑り込んでも、ライナーだけ洗えるのでいつまでも寝袋は汚れません。天然素材をいちばん肌に近いところに使えば、潜在的な疲労が避けられるほか、化繊アレルギー対策にもなると思います。

封筒型寝袋におけるこうした新しい試みは、たとえシビアな登山でも、より快適に過ごすことができる可能性を秘めています。
また、キャンプに行きたい人たちの裾野を広げることにも寄与しそう。
しばらくはこうした流れで、さらに使いやすい封筒型寝袋が市場にでてきそうな気配。

マミー型が苦でないひとたちにとっては全然役に立たない情報ですが、たとえば「一度でいいからキャンプしてみたいわあ」なんていうシニアの方にも、すばらしい一夜を過ごしていただくことができるかもしれません。
こうした製品は、あとは発想次第です。

自分はとりあえず「(マミー型寝袋は)狭苦しくてつらい」といっていたかみさんにたっぷりと羽毛が入った封筒型寝袋を提供して、北八ヶ岳で冬山テントデビューさせてあげたいな(いや、テントデビューさせてしまおうw)と考えています。

2013年11月10日日曜日

スワンボートで行こう!「湖の奥ではじめてのたき火料理」募集開始!

あと7名承れます。(11/28)

あなたはたき火をおこすことができますか?
錦秋の湖のうえをスワンボート漕いでたどり着いたキャンプ場で、自分でたき火をおこして料理を作ってみましょう。
でも、まずはたき火にあたってのーんびりしてくださいね♪

どんなときにもたき火をおこせることがイザというとき命を守ることになるかも。大切なテクニックを楽しく確実に身につけてくださーい。

※当日、強風など危険と判断したときは動力船に乗船しての往復になります。
※家族・グループごとに焚き火します。
※イラストはイメージです。
※ソトカフェってなに? って思った方は
 → こちら!

'13 
1130日(土)日帰り/悪天中止

集 合:JR中央線・相模湖駅改札外9:00時間厳守
(参考:高尾駅発08:44下り電車で相模湖駅08:58着)
対 象:未就学児からオトナまでどなたでも!
親子や仲間どうしはもちろん、おひとりでもお気軽にご参加できます。
 ただし小学3年生までは保護者が同伴してください。

【こんなみなさんに最適だと思います。
・「自分は果たしてたき火をおこせるのだろうか?」と思っている人
・たき火やたき火料理が大好きな人 
・自然のなかでで秋らしい一日を満喫したい人
参加費:5,500円/未就学児3,500円(スワンボート代、キャンプ場使用料、昼食分と暖かい飲み物各種を含む食材費、保険代込。)
 参考交通費:新宿〜相模湖おとな540円(京王線で高尾まで行った場合)
定 員:15人(最少催行人数108人) 
締 切:11/28(木)
活動の目標
・たき火を自分でおこせるようになろう!
・秋ならではの自然体験を家族や仲間と分かち合おう。
キャンプ場へと向かうスワンボート。
たき火の煙は、ひと昔前までキャンプのシンボル的存在でしたね。
当日の流れ:
・スワンボートを漕いでキャンプ場へ。
・薪集めをしたあとに、家族ごと(仲間ごと)にたき火をおこします。
・あたたかい飲み物とたき火でしばしのんびり。
・たき火を使って昼食づくり。
・食後はマシュマロなど好きなものを焼いてみて。
・たき火の後始末をしたらスワンボートで戻ります。 

09:00 相模湖駅集合 
09:30 桟橋着/スワンボート乗船
10:30 キャンプ場着・焚き火準備
14:30 キャンプ場発
15:30 桟橋/解散

昨年のようすは → こちら!

活動地:神奈川県相模原市・相模湖


 
スワンボートを漕ぐ経路。(クリックで拡大します)


持ちもの◎は必携、はあれば便利で快適。
◎帽子(タオルで代用できます) → 頭の火の粉避け
◎コットンやウールなど火の粉に強い衣服
◎汚れてもいい靴
◎以下の荷物が入るザック(両手が空けられるように。)
◎軍手
◎レジャーシート
◎マイ箸とマイ皿、マイカップ、スプーン → 樹脂製がおすすめ。
新聞紙など焚き付け用の紙適量
◎飲物(ペットボトルに入れること)
◎たき火で焼いて食べてみたいものなんでも。
◎雨具
◎ティッシュ
◎ビニール袋(ゴミ用)
◎タオル
◎防寒具(フリースなど)
ライター → 自分ですぐに火を焚ける
100円ショップなどで売っている小さな折りたたみイス

主 催:NPO法人 地球野外塾
ご協力:みの石滝キャンプ場、勝瀬観光

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2013年11月9日土曜日

ウッドシャフトのピッケル。


珍品としてひとつご紹介します。
ミュンヘンの登山用品店Schusterのオリジナルピッケル。
Stubai社製らしいです。
「登山用品」というと、なにをいちばんはじめに連想しますか?

自分はピッケルを思い出します。
ピッケルを使う機会は登山靴を使ったり、ザックを使ったりする機会に較べてぜんぜん少ないけれど、あの独特の形は登山のアイコンとしていちばんわかりやすいですから。

なかでもいまはもうほとんどみないウッドシャフトのピッケルは、ピックやブレードの微妙な美しさのバリエーションに魅せられた人たちにとっては収集の対象にもなりました。
そんな収集家のひとりが自分が属した山岳部のOBにいらしたのですが、数年前にご逝去され、今日開かれた記念式典で放出されました。
30本近くのウッドシャフトピッケルが並ぶさまはあまり見ることがなく、壮観でした。
なかにはメタルシャフトへの過渡期に現れたグラスファイバーシャフトのピッケルもあって、すばらしい状態であるのに驚きました。

こうしたピッケルはおそらく今後も実用されることはなく、所有者の登山への想いの、あるいは思い出のアイコンとして「保存」されていくことでしょう。
自分も1本頒けていただいたので、事務所に飾ろうと思っています。

2013年11月8日金曜日

高級ホテルに泊まるより心豊かにキャンプするコツ。

上高地帝国ホテルの古いパンフレットから抜粋。
上高地帝国ホテルは春から秋までのシーズン営業。
今年は今週末11/9(土)宿泊の方を送ったあとに来春まで冬ごもりをします。
最高級ホテルで過ごす時間は、間違いなく心豊かである可能性があります。
くつろぐのにじゅうぶんな空間、非日常的な調度品と清潔で快適な寝具、そしてチェックインからアウトまでシームレスに選択できるサービス。
とくに自分は食事の時間が好きです。日常では考えられないほど豊かな選択と組み合わせができますから。
でも、なにか目につくところがあると、それが不満となって心の平和を乱します。
ひとが用意した環境とサービスに対価を支払うので、どうしても減点法で評価を下すことになってしまいがちだからです。

ひるがえって、キャンプでも最高級ホテルに泊まったときと同じくらい心豊かな時間を過ごすことはできないだろうか、と考えると、どうでしょうか。
自分は、できる気がします。
そのためには、ある程度の経験と情報入手と工夫が必要になるのですが、そこがおもしろいところ。
お金さえあれば、実現できるわけではないのですから。
また、自分が選択した結果の環境と空間なので、「ま、いいや。」という加算法で総合的に評価をすることが多くなります。

キャンプを楽しく、心豊かにするヒケツのひとつは、キャンプに行くみんなが当事者として関わるのが一番。
お父さんは装備を揃える、お母さんは献立づくり、おっきいお子さんは天気予報を当日までよく見る、ちっちゃい子は荷物づくりのお手伝い、なんて感じかな。
当日は、お父さんがホスト役になると喜ばれるでしょうね。

楽しいキャンプの実施には
・場所とシーズンの選択
・自分たちにふさわしいテントの選択
・調理器具と献立の選択
・衣類の選択
などがそれぞれ意味をもつことになります。

このブログで、後日それぞれについてのヒケツをわかりやすくアップしていきますね。
ちょっとヒネッた(ジョーシキ的ではない)ご提案をできれば、と考えておりますです。はい。

2013年11月5日火曜日

「はじめてのキャンプ」無事終了!

意外に苦戦したテント立て。
重い水運びも大切。
石組みかまどと……
枯れ木をそのまま使うかまどをそれぞれ体験。
ごはんが炊けるまではスラックライン。
20分後には芯がない真っ白なご飯が炊けました。
おかずは村の人からいただいたナメコとクリタケも入った豚汁と
丹波山名物のニジマス。
小2の男の子も女の子もはらわた抜き。
たき火は何時間でもひとをなごませてくれます。
前夜の雨もあがってひと安心の朝。
雨上がりのたき火にあたりながらフレンチトーストの朝食。
不必要なものはなんにもないからこそステキな丹波山村。
また来るときまでバイバイ。
先週末の11/3(日)から4(祝)で、「はじめてのキャンプ」が4名のご参加者(うち2名が小学生)と2名のスタッフあわせて6名で無事終了しました。

12名のお申込がありましたが、お母さんのご懐妊がわかったり、所用ができたり、当日にご体調が悪くなったりで3家族8名様がキャンセル。こんなこともあるんですねぇ。
実際、おおいに気をもみましたが、地球野外塾の活動に何度もご参加いただいている2家族4名様が元気に朝早くから奥多摩駅に集合してくださいました。

この活動は、名作絵本「はじめてのキャンプ」(福音館書店刊)の内容に沿って、ひと昔前のシンプルで道具に頼らないキャンプを体験することを目的としました。
ただし、絵本と違ってテントはご家族ごとにしました。
はじめてのキャンプで、お父さんお母さんといっしょにひとつのテントに寝る、ってステキだと思ったからです。
あとは薪を集めてたき火でご飯を炊いたり、夜に火を囲んで語ったりするのはおんなじ。
あ、もう少し絵本と違うところがありました。
テントのなかでの怖い話はなし。
それから寒い時期なのでスイカは食べませんでした(笑)。
その代わり、子どもたち自身にニジマスをさばいてもらってムニエルを作りました。

紅葉がはじまった奥多摩は、たき火のありがたさを体感するのには最適でした。
夜遅くになると雨がぱらつきました。
薪集めをしてそれを燃やすことを認めてくれるいまどきめずらしいキャンプ場の管理人さんのおかげで、盛大なたき火ではないけれど力強いたき火にあたると、ぽつぽつ雨くらいならへいちゃらです。
子どもたちがふだん寝る時間を過ぎたので、真っ赤な熾き火を残したままテントに入りました。
夜半には、本降りの雨がテントのうえを叩きました。
しかし、しっかり張ったテントのなかで寝袋にくるまっていれば安心感があります。
きっと、それぞれのテントでお父さん、お母さんとそれぞれのお子さんが同じように「はじめてのテントではじめての雨」を寝床で聞いているのかもしれません。
いえ、じつはよーく寝ていて、雨のことは気にならなかったようです。大物ですね。

翌朝は、夜の雨があがって青空さえ見えました。
一夜の冷え込みであたりの紅葉が進み、ネズミ色の雨雲が晴れゆくそのうえに赤色黄色のコントラストが美しい山の稜線がみえると「わー!」という歓声があがりました。
前夜の埋め火を掻き熾して杉の枯れ枝を投入するとまたすぐに火がおきて、私たちは難なく暖かいたき火にあたることができました。

シンプルなキャンプでは、なにを重視するかによって時間配分が変わってきます。
今回は、テントをたてることと、火をきちんとつけることと、食べることをもっとも重視しました。
テントをきちんと立てたあとには、たき火を確実に焚いて鍋でご飯を炊く。
それができれば、あとはたき火をバーナーに代えることも、ご飯を炊くことをやめてフリーズドライにすることも、判断次第ですればいいのです。
でも、たき火も焚けない、ご飯も炊けない、ではバーナーやフリーズドライといった便利なものに頼るほかはありません。
それでは、道具の奴隷になってしまう恐れがあります。

私たちがキャンプで得られることのひとつに「自由」があります。
シンプルな道具だけを用いることで、ブラックボックスのような道具から解放されて、真に必要なものを選び、使いこなすことができるのです。
テクニックと知識の獲得とともに、選択の自由を勝ち取るアウトドア体験を、これからも提案していきますね。