バックカントリーそりハイク、無事終了!

こんな急斜面があるから…
こんなふうになってもオカシクない。
なによりも未就学の小さな君たちが
こんなところでチャレンジすることが尊いのです。
南アルプス連峰の最北端に位置する入笠山で、好天に恵まれた3/9「入笠山バックカントリーそりハイク」を実施、10名(うち6歳以上のお子さん5名)のご参加者と3名のスタッフあわせて13名で無事に活動を終了しました。

この前週の3/2は悪天で中止となった同活動。
この週も活動当日の天気予報が悪くて心配しましたが、高気圧ががんばってくれたおかげで気温は低かったものの山頂からは360度のパノラマに恵まれるほどのよい条件でした。

往路は雪合戦熱にうかされた子どもたちからの攻撃を受けて休憩もおちおち休んでもいられませんでしたが、頂上からは完全にこちらのペース。
八ヶ岳を正面にした急斜面の上に立たせ、「ここから滑るよ。」といえば、おとなしくしてくれるというものです。
気温が低かったために雪はパウダー状でとっても柔らか、そしてほおや手につくと驚くほど冷たく感じました。
1955mの頂上直下からスキー場跡の大斜面まで連続してヒップソリで滑り降りられるのが入笠山の魅力なのですが、ヒップソリをもってあがっているほかの登山者は意外なことにひとりも頂上から滑り降りる人たちはいませんでした。

はじめにスタッフが滑って死なないことがわかると、みなさん安心して滑り降りてきます。
立ち木などにハードに衝突すればケガしてもおかしくないのですが、野外塾のスタッフは立ち木の前に立ってバンパーになっていますし、なによりも安心してリラックスすることが自分の身の安全を守るのに大切だと感じます。

もちろん、上下逆さまになったり、ソリが外れて雪面に突入してうんざりするほど雪まみれになることも。
雪山でのアクティブな活動で、ぬれたり冷えたりすることは残念ながら避けられません。
でも、服装や手袋、帽子、ネックゲイターなどについて「あんなものがあればよかったな」という程度の失敗や不快さを経験することはとても重要だと思います。
どうしてかというと、そんな体験がきっと次の雪遊びに活きてくるのです。

後日ご参加くださったお母様たちからメールをいただきました。
娘は帰り道では、もうそりはいいなどと言っていましたが、翌日の学校の日記には、雪合戦とそり遊びの 楽しかったことを書いていて、また来年も行きたいと言っていましたので、またチャレンジします。
息子は、雲竜渓谷と違って歩きが楽だったせいか、そりも雪合戦もつららも十分楽しめたようです。
子どもたちでつららで戦いごっこ(?)をしていたみたいですね。
ウェブアルバムを見たら私がいなかった時の息子や娘の様子も写っていて、とてもありがたいです。
母親の私も、雲竜渓谷の時よりもずっと気楽に、そりもハイキングもとても楽しめました。
スキー場のそり遊びだと、同じ場所を何度も滑るしかないので、今回みたいに、ハイキングもできて景色もすばらしくて、そりで滑ったり、そりなしでもすべって遊べるのは、とても楽しいです。
とても近寄り難かった冬山も、装備を整えれば、比較的安全に遊ぶ事ができる場所もあるんだという事を知る事が出来て、良い経験になりました。
色々と学ぶこともあり、今回は参加できて本当に良かったです。
また機会がありましたら、よろしくお願いいたします。
先日の入笠山そりハイクでは、大変楽しい一日を過ごすことが出来ました。
冷たさや寒さよりも楽しさが勝っていたようで、子供達は「楽しかった!!」と連発していました。
息子のお友達の母様が幼稚園でお話ししたのがどこでどうなったか、「N家のそり遊びは2000メートル級の山を滑るらしい!!」とかなり誇張され、ワイルドファミリーとなっておりました。。。

1人1人に気持ちを配り、接して下さる海老澤さんのお人柄に惹かれ、我が家をふくめ、皆さまリピーターになるのでしょうね。
真剣に子供と雪合戦をして下さる大人はなかなかいませんから(笑)。
いつもの事ながら、親子だけではこのような体験や思いを感じることが出来ないので、地球野外塾の活動とスタッフの皆様には心から感謝させて頂いております。

八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、北アルプスの乗鞍岳まで一望にしながら雪のなかで遊んだ経験を、できるならば大切にしていただきたい、と願っています。

本当によくがんばりました! お疲れさまでした。