活動報告:7〜8月「はじめてのシャワークライミング」無事終了。

7/27(水)、8/7(日)、9(火)の3実施日に、合わせて31名のご参加者(うちお子さん15名)と各日スタッフ2名+7/27にボランティアサポーターさん2名で、奥多摩にある苔が美しく小滝が連続する沢を歩く活動を実施、無事終了しました。
7/27は自閉症のお子さんがいるご家族の貸切活動でしたが、公募活動とまったく同じコースを楽しまれました。

この活動は、小滝が連続する沢を、積極的に流芯を辿りながら登るのを楽しんでいただけるのが特徴です。
登りはじめの足元にある滝壺も子どもにとっては深いところが多いので、はじめの1歩にちょっと工夫と判断が要る。

すべての滝には迂回路がありますが、迂回路を行く方があぶないところもあります。
流芯のなかに意外な活路があったりするのは沢歩きでは覚えておくべきヒントのひとつですが、ざぶざぶと水が流れているところに、足や手のよい置き場があるという発想に、最初はからだが拒否反応をする。
沢歩きに興味をもちはじめたばかりの人たちが、そんな先入観を取り払うのに適した沢ではないでしょうか。

7/27はあいにくの曇天でしたが、おそろしく水に強いお嬢さんたちがいてこちらがびっくりしました。
日常でたくさん遊んでいて、基礎代謝がいいんでしょうね。
かんかん照りの日でも寒がって水に入るのを厭う子どもがときどきいますが、彼女たちを逞しく思えました。


8/7、9の両日は好天に恵まれました。
ざんざと流れる水に、はじめのうちはおじけづいているように見える子もいましたが、だんだん慣れてきて流芯を辿るようになるのをみると、子どもたちの適応の速さに驚かされます。
いつの日か、こうした子どもたちが大きくなったら、いっしょに沢のなかでたき火を焚きながら一夜を語り過ごしたいものです。


すばやい準備や着替えなどの基礎的な動きに加え、それぞれのチャレンジがきびきびしていて、力量が揃ったご参加者のみなさんに恵まれた、楽しい3日間でした。

ご参加いただいたご家族からメールをいただきました。
今回は2回目ということもあり、「子を見守る」役よりも、私自身が沢を楽しむことを優先してみました。
回避せず流心に足を置いたり、深い淵に敢えて入ってみたり、登るコースを選んでみたり。おかげで手足が嬉しい筋肉痛です。

特に、去年は行けなかった(?)最後の滝が連続する部分が素晴らしかったです。本当に美しい沢ですよね。
苔生した岩に木漏れ日、実物はもちろん写真にも惚れ惚れします。来年も是非参加したいです!
というのも、息子は今朝から「また沢に行きたい。いつ行ける?(今年は)あと何回行ける??」との催促でして・・(^_^;)
とにかく目の前の滝登りに必死で大興奮のシャワークライミングで親子共々楽しい1日が過ごせました。
息子はあれだけの気持ちとバランス、力があれば逆上がりも簡単にできそうなものの興味があるものとないものでは違うのでしょうかね(笑)
絶対来年も行くと言っておりますのでよろしくお願いします。
思ったよりハードでしたが、美しい自然を眺めているととっても気持ちがよく、あきる野の良さを実感しました。
娘はとっても楽しかったみたいです。
特に大滝で滝の下まで(母は断念したのに対して)2回目のチャレンジで行けたこととクライミングで難しい岩にチャレンジできたこと。
また、昨年の沢歩きでは寒さとの戦いで涙を流したようですが、今年は唇が紫になっても楽しむことを忘れず、弱音をあまりはかなった事に成長を感じました。
数々のチャレンジ、成功、失敗、そして自信を1日でたくさん経験していたと思います。
子供達は水の冷たさを感じないほど、とても楽しかったようです。
帰り道、何度も水に入り、まだまだ遊び足らず、また来年も参加したいと言ってましたね(笑)
2年前に引率していただいた沢歩きより、今回は上級コースで、私自身もチャレンジしたり、スリルを味わえたりと楽しませてもらいました。
久しぶりの野外活動で、親にとっても体も心も癒されました。翌日、肩周りや腕、脚の筋肉痛もありましたが、心地よい疲れでした。
とても楽しい時間をありがとうございました。ご一緒に同行していただいたお二人のスタッフさんにもよろしくお伝えください。
子供達と一緒に滝壺で泳いでくれたスガサワさん、何気に優しくカバーしてくれた金子くんにも感謝します。

「ライフジャケット普及活動」として「沢歩き」や「シャワークライミング」を実施している中でこんな嬉しいメールをいただきました。
余談ですが昨日、子供だけの海水浴デイキャンプがあって、息子が参加してきたのですがリーダーのお兄さんから、息子がライジャケの付け方がとてもテキパキとしていて自分のを手早くつけてから、他のお子さん達の手伝い・チェックまでしてくれた、と聞きました。野外塾のおかげです!

ご参加者のみなさん、サポートいただいた野外塾育ちの金子君と菅沢さん、古い山友の木内君、ほんとうにありがとうございました。

サイト内検索